鈴木三郎さんの「野鳥散策(3)サシバ(ワシタカ科)」(03・06・05)
鋭い目つきで田んぼの周囲を見つめていた

 全長49センチ。フィリピンから東南アジアで越冬し、5月頃日本に渡来する渡り鳥。毎年、田植えが始まる頃になると観察されるので、もしかすると今年も来ているのではと、5月20日、西仙北町大沢郷宿に出かけてみた。

 沢筋に沿って谷地田(やちだ)が続くのどかな山里の道路を進むと、昨年とほぼ同じ場所で電線に留まっているサシバを見つけました。車を脇道に移動し、直ぐに車の中で撮影の準備に取りかかった。いざ撮影に入ろうとしたら、近くからカラスが飛んできてサシバを追い払ってしまったのだ。せっかくのチャンスを取り逃がし諦めかけていたら、運良く向こう側の電柱に舞い戻って来てくれました。

 カエルやトカゲ、ヘビなどを捕らえる猛禽類ですが、毎年同じ場所に姿を見せることは、餌となる動物が生息しやすい環境が整っているからでしょう。

 10月上旬頃、愛知県伊良湖岬で数百羽にのぼるサシバの渡りが観察されるのは有名である。(日本野鳥の会会員・神岡町北楢岡住)