鈴木三郎さんの「野鳥散策(6)カッコウ(ホトトギス科)」(03・06・16)

 全長35センチ。03年6月2日、神岡町で撮影。

 爽やかな初夏の風とともに「カッコウ、カッコウ」の囀りが聞こえてくる頃、野鳥たちは一番忙しい子育ての季節に入ります。

 何処にいるのかと、周りをいくら見渡しても姿を見つけることは殆どありません。これは遠くまでよく響く声で、実際はかなり離れた場所にいるのと、茂みの中に隠れている時が多いからではないでしょうか。

 どうしてもカッコウを見たい方は、双眼鏡を片手に河原に茂る葦(よし)原に行ってみましょう。「ギョギョシ、ギョギョシ」とオオヨシキリの囀りが聞こえ、その周囲に木立があり、カッコウの声も時々聞こえるようだったら、じっくりと腰を降ろし探してみましょう。

 カッコウは「托卵」という特殊な習性から、オオヨシキリなどの巣の中に卵を産みつけるチャンスを狙っているのです。(日本野鳥の会会員・神岡町北楢岡住)