鈴木三郎さんの「野鳥散策(8)ヨシゴイ(サギ科)その1」(03・06・24)

 全長36.5センチ。03年6月8日撮影。

 秋田県版レッドデータブックで、準絶滅危惧種に指定されています。

 国内に生息するサギの仲間では一番小さく、県内には毎年5月頃飛来する渡り鳥です。神岡町の大浦沼では今年も10羽以上の飛来が確認されています。

 さほど広くはない大浦沼の葭(ヨシ)原であるが、他にオオヨシキリやコヨシキリ、バン、カイツブリなど多くの野鳥がこの沼で繁殖します。

 魚などの餌が豊富にあることや、人間が葭原の中に分け入ることが少なく、天敵の猛禽類が殆どいないことなど、安全が確保されているからではないでしょうか。

 沼の周囲の葭原は湿地帯で、膝から腰のあたりまでぬかるんでしまいます。

 ヨシゴイは臆病な性格から、滅多に開けた場所に出てきません。いつも葭の繁みの中に身を潜めています。

 6月14日、繁みの中で巣を見つけました。中には3個の真っ白な卵が産みつけられていました。翌日は4個になり、翌々日は5個になっていました。今後、順調に観察出来ましたら、順次報告させて頂きます。写真は右側がオス、左がメス。番いと見られる。(日本野鳥の会会員・神岡町北楢岡住)