鈴木三郎さんの「野鳥散策(26)カワウ(ウ科)」(03・11・28)

 
 
  11月23日撮影。全長80センチ。

 北から冬鳥が渡ってくる季節に入ると、雄物川と玉川の合流点に足を運ぶ機会が多くなります。

 玉川橋から下流を望むと、伊豆山の麓に屏風を立てたような急峻な斜面が見えます。この場所を、地元の人はナダラと呼んでいます。

 11月1日になると、この真下の岸辺に数百羽のマガモやオナガガモ、カルガモが集まってきます。

 この日から狩猟が解禁になり、あちらこちらの沼や川に散らばっていた野鳥達は、一斉に禁猟区のナダラ周辺に避難してきたのです。

 彼らは毎年繰り返される銃声におびえながら、何処が安全なのか知っているのでしょう。

 数百羽のマガモを観察していたら、その中に3羽のカワウがいました。

 魚を追い掛け水中に潜ってきたのでしょうか。浅瀬に上がり濡れた羽をいっぱいに広げて朝日に乾かしました。羽をいっぱいに広げると130センチにもなります。(日本野鳥の会会員・神岡町北楢岡住)