鈴木三郎さんの「野鳥散策(31)ヤマセミ(カワセミ科)」(04・1・24)

 撮影03年12月30日。
ヤマセミ(メス)。真下の魚に狙いを定めて水中に飛び込んだ。
何回も手摺りに叩きつけた。

 キャラッ、キャラッと遠くからヤマセミの鳴き声が聞こえてきた。声がだんだんと大きくなり、堤防から20メートルほど先の水門の手摺りにとまった。

 夏の期間はほとんど姿を見せない場所である。冬季間は人影も無くなり又、水門を流れる川は、水温が下流の雄物川より高いのか小魚の姿が多く見られます。

 この水門の環境が、ヤマセミにとって絶好の餌場となっているのでしょう。

 時おり尾羽を上げ、頭の羽をピッと立てながら真下の魚に狙いを定め、水中に飛び込みました。直ぐ同じ場所に戻ってきたヤマセミのクチバシには、生きのいい魚が挟まれていた。

 三度四度と手摺りに叩きつけて、一気に呑み込んだ。

 後で専門家に写真を見てもらったら、オイカワ(追河)と言うコイ科の淡水魚と分かった。
 
ヤマセミ(オス)=02年4月撮影=。とまり木の下は魚の養殖場である。
冠羽(かんう)と尾羽を同時にピッと立てた。

 ヤマセミを撮影するたびに、何かに似ているなあといつも思っていた。

 そうだ、テレビで見た海水魚のミノカサゴにそっくりではないか。図鑑で比べると確かに全身の斑(まだら)模様がヤマセミの羽と似ていた。

 単なる偶然か、それとも私の思い過ごしだろうか。(日本野鳥の会会員・神岡町北楢岡住)
 
白黒の斑(まだら)模様が美しい。ミノカサゴと似ていませんか。