鈴木三郎さんの「野鳥散策(44)カケス(カラス科)」(04・10・02)
 
 
クリのイガを見つけると実を取り出そうとした。
器用に実を取り出して、飛び立った。

 
枝の上からあちこち見渡している。
目の周りが黒いので、きつい顔つきに見えます。

 全長31センチ

  昭和11年、仁部富之助氏著「野の鳥の生態」が出版されると、中央から絶賛の書評が相次ぎました。昆虫学者の大町文衛氏(大町桂月の子息)は、「フランスのファーブルが虫の世界の行者であるならば、仁部さんは鳥のファーブルであろう」と讃しました。

  岩城町出身の仁部氏は、当時の農商務省農事試験場陸羽支場、かつての花館にあった東北農業試験場に勤務していました。

  冷害に強くておいしい米を作る研究を続ける傍ら、野鳥の観察を続け、克明な観察記録を日記に残し、苦労の末出版したものです。

  全5巻の復刻版を読むと、カケスの項目には、神岡町の八石から今の畜産試験場と福島の白旗神社にかけての集団行動が詳しく記されています。

  仁部氏が観察した同じ季節、同じ場所に立ってみると、カケスの行動は現在も全く同じであった。

  当時の自然環境が、今日まで変わらずに残っていることを、カケスが証明してくれたのです。感動と驚きを覚えました。(神岡町北楢岡・日本野鳥の会会員)
 
 
地面に降りるとクリをくぼ地に押し込み、葉っぱをかぶせた。
餌を貯えておいて、あとで食べる習性を「貯食」と言います。

 
田んぼの中に集団で降り立った。

 
ドングリも大好き。
甘くなった柿をおいしそうに食べていた。