鈴木三郎さんの「野鳥散策(48)ハヤブサ(ハヤブサ科)その2」(05・01・10)
 
精悍な顔つきは、もう立派な猛禽類だ。産まれて4週間ぐらいか。

  飛翔時のスピードがきわめて早い猛禽類である。

  獲物を見つけると、上空に回り込んでから翼をすぼめて急降下し襲いかかり、時速300キロ以上のスピードが出るといわれています。

  私も、実際の狩りの様子を見たことがあります。

  岩山の頂上からさっと飛び立ったハヤブサは、ぐんぐんスピードを上げ500メートルほど離れた雄物川の堤防上空に向かった。
 
鋭い嘴と足の爪で肉をひきちぎる。
ここで何回も獲物を捌いたのだろう。周りはむしり取られた羽でいっぱいだった。

  200メートルぐらいの高さに達しただろうか、翼をすぼめて一気に急降下した。

  数十羽のドバトの群れに突っ込むと、パッと羽が飛び散った。
 
 
羽と頭以外は全て食べてしまう。猛禽類の荒々しさが伝わって来る一瞬だ。 頭の大きさと比較して、眼が非常に大きい。眼球の視細胞の数が人間の8倍もあると報告されている。

  まもなく、両足にしっかりと獲物をつかんで飛び立った元の場所に戻ってきた。

  狩りは殆どオスの役目である。捕まえてきた獲物は空中で直接メスに渡すこともあるが、決まった場所で羽をむしり取り食べやすくしてから渡します。

  (神岡町北楢岡・日本野鳥の会会員)
 
満腹時は、お気に入りの枝上で休む。時折、眼を閉じるが周囲への警戒は怠らない。
背中の模様もよく見えた。
産まれてから2週間ほどでしょうか。活発に岩棚の中を動き回っている。 1カ月後には親といっしょに大空を飛びまわっていることだろう。