鈴木三郎さんの「野鳥散策(50)フクロウ(フクロウ科)」(05・02・19)
 
 
                                  狭い鳥かごの中で興奮していた。

  フクロウを保護したので何とかしてほしいと、仙北町のIさんから連絡が入った。

  Iさん宅では20羽の伝書鳩を飼っていたが、朝にハト小屋を見てみると中にフクロウが入っていて、6羽のハトが襲撃されていたそうです。

  フクロウの餌は主にネズミやモグラなどの小動物です。真冬のため餌不足となりやむを得ずにハト小屋を襲ったのでしょう。
 
        落ち着きを取り戻して、優しい顔つきになった。         二度と悪いことはしないようにと諭されていた。

  Iさんには憎きフクロウですが、何とか再び襲われないように遠くに放してもらえないかと頼まれました。

  早速駆けつけてみると、鳥かごに入れられていて興奮していたのでしょうか、羽を広げてばたばたと暴れていた。

  雄雌の区別は分かりませんが成鳥でした。
 
        外に出してやったら細目になった。                     この場所に放すことにした。

  時間とともに、目をつぶったりして落ち着きを取り戻してきた。

  フクロウには外傷もないようで、このまま自然に返しても大丈夫だろうと、遠い場所で自然に放すことになった。

  放鳥する場所は、ここから10キロ程離れた鳥獣保護区の姫神公園と決めた。ここならフクロウも安心して過ごせることが出来るだろうと思われます。
                      いよいよ網を外すことに 。           網を外してもなかなか飛び立とうとしません。

  鳥かごの網を外してやりましたが、どうしたことでしょう、じっとしたまま飛び立とうとしません。

  両手でそっと持ち上げてやったその時です。パッと一瞬のうちに元気に飛び立っていきました。近くの杉林の中に入り込んだようです。ここならカラスなどにも邪魔されずに安心して過ごすことが出来るでしょう。
            抱き上げてやっと元気に飛んでいった。

   フクロウさんお元気で……。

  撮影  平成17年1月30日。(神岡町北楢岡・日本野鳥の会会員)