鈴木三郎さんの「野鳥散策(52)キビタキ(ヒタキ科)」(05・05・14)
 
 
新緑の中、黄色が鮮やかに映った。
 地上に降り餌を探している。一瞬であるが正面を向いてくれた。           5〜6メートルの至近距離であった。

  全長13センチ

  鮮やかな黄色と白と黒の配色がとても美しい小鳥。囀りもピッコロロ、ピッコロロの声を主体にして、他にいろいろ複雑な旋律を織り交ぜながら美しい声を響かせます。

  野鳥観察を初めて10年間、ずっとこの鳥を探し続けてきました。いつもそれらしい囀りを聞くだけで、姿を見たことがありませんでした。

  チャンスは突然やってきました。5月7日、神宮寺岳の林道上で何かを啄んでいる小鳥を見つけた。胸元が鮮やかな黄色で、双眼鏡で確認するとキビタキに間違いありません。直ぐ近くで、俊敏に動き回るメスと思われる地味な小鳥2羽が草むらから見え隠れしている。

  やっと出会えた憧れの小鳥に興奮しながらビデオを回した。さほど高くない枝先から、地上に降り立ってはまた同じ枝に戻るのを繰り返している。あまりレンズを振り回さずに同じ位置で待っていて、なんとか5分間ほどであったが撮影に成功しました。
 
目の上の眉斑(びはん)までが黄色で美しい。

  翌日、同じ場所に行ってみるとまた見つけることが出来ました。キビタキはこの場所がお気に入りのようです。他にもウグイスやホオジロ、コゲラも姿を見せしばしの間、小鳥の楽園となった。(神岡町北楢岡・日本野鳥の会会員)