鈴木三郎さんの「野鳥散策(61)サケとワシその2」(05・12・24)

   ここは、まるで北海道にいるような光景がありました。

  こうした自然環境は県内にはあまり例がありません。冬期間だけでなく四季を通して様々な野鳥が繁殖する恵まれた山や川があり、豊かな農村風景もあります。特に多くの猛禽類が繁殖し、自然の豊かさを証明しています。

  また来年も同じ光景が見られるよう、私たち人間が配慮していかなければならないでしょう。
 
  源流部の奥羽山脈から流れる水流は冷たく、かつ清冽である。浅瀬では100メートル以上にわたりサケが自然産卵していた。
  浅瀬にこんなに近づくと外敵に襲われる危険性がかなり高くなるでしょう。子孫を残す為の壮絶な行動なのです。   死に絶えたサケは、他の魚や鳥などの餌となり自然に帰ります。
  河口から70キロ以上も遡上して来たサケの体はボロボロとなっている。   雄物川から直接切り立つ急峻な崖は人間がほとんど近づかない場所であり、鳥、動物、魚たちの楽園となっている。
  サケの皮は丈夫で破れにくく、カラスやトビは肉を引き裂いて食べることが出来ません。オジロワシが食べ始めると、おこぼれをいただくために周りに集まってきます。 これだけ大きなサケは、さすがのオジロワシも食べ尽くすことは出来ません。