鈴木三郎さんの「野鳥散策(69)キビタキ(ヒタキ科)」(06・06・10)
 
 「仰ぎみる  樹齢いくばくぞ  栃の花」  杉田久女。トチ(トチノキ科)  樹高は25メートルにも達する落葉高木。正に仰ぎ見る程の高さに花をつけるせいか、間近で見ることは少ないと思われる。マロニエはトチの兄弟で、街路樹に見ることが出来ます。

 全長14センチ
 
 周りの新緑の中、鮮やかなオレンジ色が引き立って見えます。 明るい林の中、キビタキの声は遠くまで響き渡った。

  「ピーコロ、ピッピッピッピーッ、キーコキーコ」。

   コブシやヤマザクラ、イタヤカエデなどの樹木が芽吹き始めた林の中から、軽快な小鳥の囀りが聞こえてきた。

  越冬地の東南アジアなどから渡ってきたキビタキの声である。ハヤブサが生息する蛭川の小高い石山には、いわゆる雑木林と言われている多様な広葉樹が生い茂っていて、野鳥が生息しやすい自然環境となっています。
 
こんなに目立つ色で大丈夫でしょうか。猛禽類に狙われやすいのではと心
 配です。
前回、報告しました5月16日撮影のイカルチドリの雛、10日後の26日にはこんなに大きくなりました。

  繁殖期に入りメスへの求愛宣言でしょうか。他にもシジュウカラやウグイスなどの軽やかな鳴き声が響き渡り、やっと訪れた暖かい季節の喜びを体いっぱいに表していた。

  オスのキビタキは喉もとを大きく膨らませ、自慢の歌声を披露してくれました。(大仙市北楢岡住・日本野鳥の会会員)