鈴木三郎さんの「野鳥散策(79)アオゲラ(キツツキ科)」(06・11・18)
 
  頭上の赤い部分の大きさからメスと分かった。

  全長  29センチ

  神岡総合支所の玄関で、死んでしまった野鳥が見つかったと連絡が入った。
 
  枝をしっかりと掴む足の爪はわん曲している。   大きさはムクドリぐらいだ。

 アオゲラのメスであった。窓ガラスにぶつかってしまったのでしょうか。 2年前にも同じ場所でカケスの死体が見つかっています。

  野鳥が窓ガラスに衝突する事故は良くあることですが、街中の建物でしかも全く同じ場所でなぜ事故が起こったのでしょうか。
 
 頭の左側にはみ出した細長いものは舌でした。キツツキは舌が長いのです。  こちらはオス。

 アオゲラは上クチバシの先端が僅かに欠けていたことから、オオタカなどの猛禽類に追われて逃げる途中、ガラスに映った景色に気を取られてぶつかってしまったものではないだろうかと思われます。

 死んでしまった野鳥は処分するしかありませんが、アオゲラを引き取り、どうしようかと迷いながら1週間が経った。

  これ以上の保存は腐ってしまうので明日にでも処分しようと決めたその時、玉川ダムの関係者から剥製にして展示したいので譲ってもらえないかと電話が入った。

  直ぐに剥製許可証の交付手続きを取り、アオゲラを冷凍保存にした。間に合って良かった。

  数カ月後には再会できる事になりそうだ。第2の人生?として人間の心にゆとりを与えてくれるでしょう。(大仙市北楢岡住・日本野鳥の会会員)