鈴木三郎さんの「野鳥散策(89)伝書鳩(ハト科)」(07・05・26)
 
 北海道からの長旅に疲れたのだろうか。

  全長  30〜35センチ。

  我が家の玄関先に伝書鳩が迷い込み今日で1週間が過ぎた。両足に識別リングが付いているので、誰かに飼われていたものだろう。
 
  声をかけると、トコトコと近寄って来た。
  群馬県までは、まだ道半ばだ。

  妻はポッポちゃんと名前を付け、屑米を与えている。人懐こいポッポちゃん、最近では手から直接餌をもらうまでに慣れてきた。

  脚輪(あしわ)に名前と電話番号が記されていたので、帰すべきでないかと連絡したところ、飼い主は群馬県太田市の方であった。
 
  右足には番号が、左足には名前と電話番号が。 
  餌を与えると直ぐ近くまで近寄った。

  5月10日、北海道羽幌町からハトレースで放たれたもので、捕まえてくれたら宅配便で受け取りに行くので、その時は連絡を願うとのことであった。
 
  「コンニチハ」と言ったのかな。
  飼い鳥とは分かっていても、直接手から食べてもらった時は感動であった。

  毎朝、玄関前に現れ餌をねだるポッポちゃん。そろそろ捕まえて帰してやろうと試みたが、こちらの心情を読み取っているのか手から餌は食べるが警戒して直ぐに距離を置き、捕まえることは出来ません。
 
  毎日餌を与えていると愛情がわいてくる。
  軒先の隙間を塒と決め込んだ。

  長旅レースに疲れたので、このまま自由になりたいと思っているのでしょうか。玄関先の狭い隙間を塒(ねぐら)とし長期滞在型を決め込んだ模様。

  一日ごとに可愛らしさが増してきて、保護すべきかこのままにしておくべきか悩んでいるこの頃です。(大仙市北楢岡住・日本野鳥の会会員)