鈴木三郎さんの「野鳥散策(98)ハイイロチュウヒ(タカ科)その1」(08・01・05)
 
 アップで見ると確かに灰色であるが、飛翔中は白っぽく見える。

 全長43センチ。07年11月27日〜12月1日に撮影。

  雄物川の採草地で、見慣れない白い鳥が低い位置をひらひらと蝶のように飛んでいる。翼の両端が黒いオスのハイイロチュウヒ(成鳥)であった。
 
  地上1〜2メートルほどの高さを飛ぶ。
  草むらを見下ろして、獲物を探しながらの飛翔。

  アジア北部、北アメリカ北部で繁殖し、日本には数少ない冬鳥として全国に渡来するが、特にオスの成鳥は少ないとされ、野鳥ファンの間では一度は見て見たい垂涎の的である。
 
  かなりの低空飛行だ。
  尾羽を大きく傾け、急旋回。

  草原の湿地にすむカエル、野ネズミや小鳥などを食べる猛禽類で、カラスほどの大きさ。

  初めての観察に感動したが、このチャンスを逃すまいと見えなくなるまで撮影を続けることにした。
 
  胸から足下まで真っ白。
  なにかを捕まえたようだ。  

  ゆっくりとした羽ばたきと、翼を浅いVの字形に保った飛翔を繰り返しながら獲物を探している。草地を低空で飛行していたが、身を翻して地上に降り立った。
 
  何かを足で押さえつけ、鋭いクチバシで引きちぎっている。ネズミでも捕まえたのでしょうか。ゆっくりと時間をかけ食事をした後は、背丈の高い草むらに移動してしばらく休んでいた。
  (大仙市北楢岡住・日本野鳥の会会員)