鈴木三郎さんの「野鳥散策(164)クマタカ(タカ科)」(12・01・28)
 
大きく湾曲した足の爪で頭かき。

 全長オス72センチ、メス80センチ。

  昨年12月11日、オジロワシの越冬地で塒(ねぐら)となっている通称「ナダラ」にクマタカが飛来した。2010年4月に神宮寺宇留井谷地でも幼鳥を撮影しているが、今回も若いクマタカであった。
 
ナダラの斜面で尾羽を開く。同じ斜面にオジロワシとオオタカも現れた。   地面の方を見つめている。何かいるのだろうか。

  2年前と同じ個体であるかは分からないが、主に亜高山の森に生息するクマタカが平地で2回も撮影できるとは予想外であった。

  ナダラの斜面には既にオジロワシがお気に入りの枝に陣取り周囲を見渡している。50メートルほど離れた枝先にはクマタカが。更に驚くことに80メートルほど離れてオオタカも観察された。いずれも絶滅危惧種に指定される猛禽類で、三役そろい踏みとなった。
 
   狙いを定めて飛び降りた。    翼は幅広く、下面は白っぽい。 

  1月16日、積雪が1メートル程になり川の岸辺に近づくことが出来ません。距離は遠いが旧国道から眺めていたら、玉川右岸の杉林にクマタカが留まっていた。その距離100メートルほどか。時折り吹雪となる天気であったが、じっとしたまま飛び去る気配はありません。

  林の真下に何かがいるのだろう、何回も頭を下げ鋭い眼でじ〜っと狙っている。

  一瞬の出来事であった。梢からさっと飛び降り、川べりに向かって見えなくなった。何を狙っていたのだろう。周囲の雪面にはウサギの足跡が縦横に走っている。若いクマタカは杉の梢からウサギが現れるのを待ち伏せしていたのでしょう。(大仙市北楢岡住・日本野鳥の会会員)