「仙台は家電パソコンは全国最安値!?」(01・3・31)

        石木田一彦さんからの投稿(宮城県七ヶ浜町在住・鹿角市出身)

 ヨドバシカメラが仙台の東口に進出して、仙台の家電パソコンの小売り環境は大きく変化しました。
もともと東口は開発が遅れた場所で、逆の青葉通り側が玄関口です。代々木ゼミや道路の拡幅で
若者が東口に急増し、せんせき線(仙台塩釜)も乗降客が増えてきたことからこの地区の開発も本
格化しました。

 そのスポットともいうべきヨドバシカメラが開店した後、さくらや、ソフマップ、デンコードーのコンプ
シティが駅を取り囲んでできて、そしてラオックスが東口のヨドバシと向かい合わせにオープンしま
した。ヨドバシは、全国でも安い価格からさらに13%のポイントがたまるカード(仙台店で100万人
と言われる)を武器に集客を強め、年商350億までになっています。一店舗でです。ラオックスは
同様にポイントカードを発行して対抗していますが後発のためか年商150億どまり。

 結果ヨドバシ、ラオックス戦争の中でさくらやとソフマップが撤退しました。デンコードーはマック
スデンコードーとして4号線に大型店を出して地元の意地を見せています。庄司電機は電激倉庫
というブランドで宮城県内に他店舗展開していましたが、好決算ながらラオックスに株式を譲渡し
ました。

 このようなヨドバシを中心とした家電パソコン戦争は価格の低下を招き、人の流れや勢力地図
を変えました。ヨドバシは駐車場に入るとわかるように青森ナンバー、栃木ナンバーも目立ちま
す。実際商圏人口はヨドバシの店長談では800万人でやはり青森から埼玉ということです。出張
で東京に行った時に秋葉原へ行きますが、マニア商品以外は仙台の方が安いものが多いです。
全国最安値は「うそ」ではありません。私の鹿角の友人も、よく土日に高速を飛ばして、ヨドバシ
へ向かうと言います。

 ポイントカードは、私の家族では私、女房、息子の3人持っており、会社でも2枚あります。

 とにかく驚くのは、仙台だから人口が多いのであたりまえとかではなく、400キロ以上も離れた
客が目指してくるという、消費者の行動範囲です。田舎だから人口が減って商店街も寂れる…
という後ろ向きの議論が聞こえます。それは仙台の一番町の商店主も東京をうらやんでこぼし
ます。

 ヨドバシに学ぶものがあるなぁと考えます。店員の商品知識はずば抜けています。毎日夜中
の0時に会社からでます。(毎日遭遇しています。その時間まで集計、研修、翌日の品揃えをや
っているのでしょう)店のレイアウトを頻繁に変えています。ワゴンセールも怠りません。ポップに
力を入れています。お客には当然、声を掛けます。受付のアルバイターの接客は今一つですが、
総合的にすばらしいです。

 一度この店へお出かけください。皆さま読者がお客なら満足するでしょうし、店の経営者なら
勉強になります。