岩間郁夫さんの「アメリカ暮らし(138)夏時間の終わり」(01・11・01)

 10月27日土曜日にサンフランシスコに戻りました。今回ばかりは日本滞在中、毎日、気持ちの良い青空。サンフランシスコに着くとどんよりとした曇り空。天気は逆でした(笑)。
午前中は曇り空が続くと云うのはこの地方特有の冬の天気です。

 丁度、27日は今年の夏時間が終わる日にもあたり、夕方のテレビニュースの最後に、寝る前に必ず時計の針を一時間戻すように!とニュースキャスターはコメントします。土曜日に夏時間が終了し、日曜日に新しい時間帯で一日、体の調整をして、月曜日から仕事と云う考えだと思うのですが、良く出来たシステムです。雑な推測ですが、事実上27日の夜は午後11時から午前0時の時間帯が2回あることにはなるのだろう?と思っています。こんなことは普通の生活に、あまり関わりのないようにも思われるのですが、ご存知のようにこちらの主要空港は24時間オープンに近いところも多く、国内長距離便の中には午後11時過ぎの発便や着便も珍しくないので、この日の深夜の時間帯の到着便や出発便の時間をどう表示しているのか?少し気になります。

 夏時間の終わりは時間が1時間遅れる方向なので、夏時間の始まりほどの負担はありません。一時間余分に寝られる!と云った気分です。夏時間の始まりはやり一時間生活が早まるだけにスタートから数日は皆辛いようです(笑)。日本で夏時間の採用に抵抗があるとすれば日本人は押しなべて朝早いのが苦手(?)と云うところになるのかも知りません。

 アメリカの場合、多くの工場は朝7時始業が標準ですし、ホワイトカラー族でも早朝ミーテイングとかブレックファーストミーテイングの言葉に代表されるように、事務所の始業前に必要な会議を行って、終了させてしまうと云うことも多いし、残業はいやでも早朝出勤ならば良いとする人たち多いので、朝早いのには慣れているように思うのですが、それでも夏時間の始まりはウワー!大変と表現する人が多いと思います。

 さて夏時間の終わりですが、やはり初日は先ず昼食時間が遅くなったと云うことを強く感じ、無性に空腹感を感じることです。朝食も一時間遅く食べたにも関わらず、体の時計は昼食時間を告げています。また、この時期の夕方5時は、外は真っ暗になっているので、無償にいつもより遅くまで仕事をしたような気持ちになります。そんな訳で心理的に早く家に帰りたい!と云う気持ちが働くらしく、いつも以上に家路を急ぐ車が多く、ハイウエーは大変込み合うあいます。この道路の混雑は最初の一週間ほど続きます。

 また西海岸の日系企業にとってはアメリカの午後4時が日本の翌朝の午前9時になりますから、標準時間が採用されている期間は両方の事務所の就業時間にオーバーラップが生じることから、双方にとって電話での連絡が非常に便利になります。もっとも逆に余分な仕事が増えると嫌がる人もいる訳ですが(笑)。

 思わぬ失敗もあります。以前にもお話したことがありますが、広いアメリカの中では夏時間を採用していない州も複数あります。我々にとって身近なところでは隣のアリゾナ州が夏時間を採用していなく、一年中時間帯が変わりません。結果として夏時間の期間中はカリフォルニア州とアリゾナ州の間に時差がありませんが、夏時間が終わって標準時間に変わると1時間の時差が生じます。その変化に気づかず、出張して先方の会社を訪問する時間を間違えてしまったと云うことは珍しくありません。

それでは

岩間@サンノゼ