石木田一彦さんからの寄稿(12)「タカヤナギの気」(02・1・31)

 いつも不思議に思っていた。秋田市に行くとスーパーマルダイでよく買物をする。でも、なぜか泉のタカヤナギに
も入る。そのことをある人に言ったら、私も…と答える。五城目のアマノやジャスコほど品物は安くはない、規模も
スーパーマーケットクラスである。競合する相手はひしめいている。本来はどこでもいいのだろうが、いきあたりば
ったりで何故吸い込まれて入店するのか?私も…と答えた人間がこう分析した。

 「店内が楽しい!明るい!接客がいい!入りやすい!品ぞろえが的を得ている!店内がわかりやすい!思わ
ずあれもこれも買ってしまう!…だからだ。大曲でやはり同じ雰囲気のヤマサがある。ここもすごくいい。」

 やはり納得できない。大曲の企業だからなの?うーん。小売店では導線(客を導き入れる流れの配置)という。
そういうのはどこでも研究され、おそらく食品卸は複数出入りしているが、どこのスーパーでも仕入商品は同じよ
うなもの。

 悩んでいたとき、あるテレビ番組を見た。気功士がアフリカで猛獣を眠らせるというもの。手をうちわみたく扇ぎ
ながら、足の裏もつかい気を送っていく。時間につれ動物が例外なく足をがくんとさせて横ばいになりトロケ始め
る妙な光景であったが、「あーこれだ」と思った。入りたくなる店、買いたくなる店には、気が満ちている。それは
看板から始まり、駐車場、入り口、生鮮、乾物、酒、パン、総菜、POP、レジ…すべてに、売る気、やる気、お客
をもてなす気、感謝の気、目標達成の気、さまざまな「気」が充満してお客は、その「気」になるのだ。

 そういえばこの秋田県南日々新聞も、気になるインターネット新聞である。