9月中に2回も日本で出向く必要があり、アメリカ暮らしの投稿も、ご無沙汰してしまいました。その日本行きの一つの目的が休暇を取っての40年ぶりの中学校の同窓会への参加でした。学校を卒業して地元で生活する出身の地元で生活する同窓生は、仲の良い同窓生との行き来があったり、路上や駅で偶然に同窓生と出会うなんてこともあるでしょうし、自分の子供の学校行事に参加したら、そこでお互いに父兄として出会った等と云う話は珍しくも無い筈ですが、私のように中学校卒業後、まもなく引越してしまった場合は、彼らと合うチャンスも非常に少なく、増してアメリカでの生活を始めてからは、その細い糸も切れてしまって同窓会参加のチャンスは一生無いものと思ってました(笑)。
この6月にインターネットを通じて自分の中学校卒業の同窓会ホームページの存在を知り、それではアメリカから参加します!と宣言して、日本行と云うことになりました。今回の同窓会は私にとっては40年ぶりの参加となり、会は熱海での一泊付きのイベントでしたが、総同窓生数250人に対して参加者数は70名を超えると云う、驚くほど多くの人間が参加となり、現場では40年前に戻ったような楽しい時間を過ごすことが出来ました。
40年間のギャップがあっても一目で思い出す人。しばらくしてから昔の特徴を思い出し、ようやく名前と顔が一致した人。最後まで名前と顔が思い出せなかった人。男女共に非常に若く見えた人。逆にずっと老けて見えた人。40年間の時間の経過もつくづくと感じました。そんなことから今日は同窓会の話を少しさせてください。
アメリカでも Reunion と云う名称で同窓会は開かれます。ただ広義には学校だけでなく、家族関係の親類縁者が集まる会とか、何かのグループとして過去につながりのあった人たちが集まることも、同じReunionと云う言葉を使っています。
教育制度上、こちらでは高校卒業までが義務教育であることから、同窓会も小中学校の同窓生よりも高校卒業時の同窓生が集まる会の方が多いようです。日本で云うxx年度卒業生同窓会と同じように Class xx Reunion と表現しているのですが、このClassの意味は日本流の学年の何組で無く、同じ卒業年度の生徒の全てを含んでいます。逆に言い換えると日本版の同窓クラス会のようなものは非常に少ないと云うことになります。
多分、これは高校教育に生徒の能力別授業を採用していることと、高校では生徒自身が自分の意思で選択できる科目が非常に多いことから、ホームルームと云う組はあるものの、同じ組の生徒でも顔を合わすのはホームルームの時間だけと云うことも珍しくなく、組としての生徒間の絆は非常に希薄ではないからか?と思っています。
同窓会そのものは日本で云う学園祭(日本と比べると大変地味ですが)に合わせて実施されることが多く、学園祭の会場では Class xx 年は、何時からどの場所で!と云うような看板が目立ちます。同窓会と云っても、一泊とまりで!と云うようなことは少なく、会場で顔を合わせて立ち席で飲み物を多少振舞う程度の簡単なものです。偶に同じクラスの同窓生が同じデザインのTシャツを着て、わいわい騒ぐようなこともありますが概して地味で簡単な同窓会です。
大学になると、この同窓会は更に希薄なものになってしまうようです。理由の一つは大学の規模が大きく、思い切って参加しても、参加者同士を知っていることは稀で、参加してもピンと来ないと云うことで、集まる同窓生はその大学に関連する仕事に就いている同窓生とか、大学への個人寄付金が多い同窓生とか、大学にとってもVIPのような同窓生に限られてしまい、面白くないと云うのが本音のようです。ですから学園祭を開催日として、その同窓会と関係無く個人ベースで同期の友達が集まるような会はあります。それもReunionにはなるのですが、参加人数も精々10人程度が限界の集まりで、日本で想像する同窓会とは大きな違いがあります。
それじゃ母校とか自分が勉強した学校への思い入れが少ないのか?と云うとそうでもありません。こちらで盛んなアメフト、バスケットボール等、人気のある大学スポーツに、殆どの卒業生は母校の奮戦ぶりに熱狂しますし、大きな試合の応援にわざわざ遠方へ奥さんや家族と出向くと云う卒業生も珍しくありません。また、車のナンバープレートを取り付ける枠に自分の出身校の名前の入ったものを取り付けたり、車のリアーウインドウに大学の名前やマスコットの図案が入ったステイッカーを張り付けて走る車の数も大変多いように感じます。
どの大学も学内の書店では大学のマークのデザインを印刷したTシャツやポロシャツ、ベースボールキャップ等が沢山売られていて、学生だけでなく卒業生と思しき人たちが客となって購入していく姿は当たり前のように見かけます。日本だと、ちょっと恥ずかしい気もするのですが、アメリカ人は大学のロゴ入りの衣類と云うのが本当に好きなのでしょうね。若い人から年配者まで、随分多くの人たちが着ています。以前、私の子供から貰った彼の大学のロゴが胸に入ったポロシャツを着ていたら、エレベーターの中や、飛行機の待合室で、その学校の卒業生?と聞かれたり、自分の卒業した学校のフットボールの宿敵校なんて冗談で言われることがままありました。
同窓に対する表現の仕方には違いがありますが、やはり、青春の一ページであった学生時代に対する思いはアメリカ人も同じようなものだと思います。
では!
岩間@SJ