アメリカ人にとって夏前の独立記念日の祝日同様に重要な感謝祭の連休も今日12月1日(日)で終わりです。感謝祭は今は日本流の帰省連休のような意味合いになり、両親を訪ねて各地で生活する子供達が実家に一同に集まって食事をしたり、近隣に住む親戚縁者が集まって会食すると云うのが一般的で、ドライと言われるアメリカ人が家族の絆を確かめ合うと云う意味からはすばらしい祝日の一つだと思います。
歴史的にはアメリカに移住してきたピルグリムが、その土地で暮らしていたインデイアンの知恵を借りて、秋に穀物などが収穫が出来たことを祝い、野生の七面鳥を焼き、インデイアンを招いて一緒に食事をしたと云う故事に倣い、夕食には、決まったように七面鳥料理が出るのですが、私はどうもこの料理は苦手です(笑)。
ともかく、この祝日中は多くの人がアメリカ国内を移動する為、どの空港も高速道路も混雑していたようです。ただ、全米的に幸い天候も概ね良好であったことから、今年は大きな交通の混乱は無かったようです。
感謝祭の終わりは、また別のイベントのスタートです。11月28日(金)が感謝祭の祝日であったのですが、その翌日、29日(土)はアフターサンクスギビングデーと呼ばれ、その年のクリスマス商戦の始まりにあたります。クリスマス商戦はクリスマスイブの夜まで続く期間の長いセールシーズンなのですが、全米の小売業の年間売上の半分以上を稼ぎ出すと言われるほどの大型商戦で、その最初の日に当たるアフターサンクスギビングデーは各デパートや小売店が最も混雑する日としても知られています。この日までは聞くことの無かったクリスマスソングが何処でも流れ、どの店もクリスマスツリーが飾られて、消費者の購買欲を仰ぎます。クリスマスプレゼントの購入と云うのがその目玉なのですが、実際にはその範囲を超えて衣類から家具類、など等、幅広い商品を買い求めるのが特徴です。特にアフターサンクスギビングデーの売上は、その年のクリスマス商戦の結果を予測する上でも重要な日として
知られています。
ちょうど、サンフランシシスコ市内のコンベンションセンターで、恒例のサンフランシスコ国際オートショーが開催されていることもあり、私もサンフランシスコのダウンタウン地域に出かけてきました。ダウンタウン地域のユニオンスクエアーと呼ばれる公園の周辺が、市内で一番の高級店やデパートの並ぶ地域なのですが、その周囲は驚くほどの人出、これには驚きました。日本のような人ごみを見ることの少ない、サンノゼで生活する私なんかには人に酔ってしまいそうでした(笑)。
また、先日までハローウイン用のかぼちゃを売っていた露天の売り場は何処も、この1ケ月ほどは閉めたままでしたが、この日から一斉にクリスマスツリーを売り出しを始め、車の屋根にクリスマスツリーを縛り付けて家に持ち帰っていく車を良く見かけるようになりますし、住宅地では各家が屋外のクリスマス用のイルミネーションの取り付けをはじめるのもこの時期です。
今年は年末になっても、サンノゼを中心とするシリコンバレーはIT不況から立ち直れず大型レイオフ等の人員削減は減少してきたものの、未だにほとんどのハイテック企業で働く会社員は給料カットなどのしわ寄せを受けたままの状態で、失業率も全米平均よりはるかに高く、雇用不安を抱えた環境の中でのクリスマス商戦であり大方は消費者の購買欲は昨年度
よりも低いと見ているようです。
一方、大型デイスカウントストアー、ウオールマート等の発表では昨年度のアフターサンクスギビングデーの売上よりも、今年は売上が伸びた。と云うような記事もあります。始まったばかりのクリスマス商戦。この結果で2003年前半の景気は判断できそうな感じがします。
それじゃ
岩間@SJ
写真:サンフランシスコで開催されている国際オートショーです。飾りつけは控え目ですが、自分で、お目当ての車の車内に座って車の感触を実地で確かめると云うのがこちらのオートショーです。