岩間郁夫さんの「アメリカ暮らし(186)独立記念日」(03・07・06)

 サンノゼは一年で一番気持ちの良い季節に入っています。朝はひんやりとした空気で、日中は25度ぐらいまで気温は上がりますが、湿度は30%前後。汗をかかない暑さです。日本の梅雨を思うと申し訳ないくらいです。

 7月4日は独立記念日の祝日です。そんなこともあり、以前取り上げたと思いますが、もう一度、その話をさせてください。独立記念日って何の日なのか?。実はあまり詳しく調べたことも無かったので、ちょっと資料を見たら現在、独立記念日となっている7月4日は1776年にその記述についてもめにもめた独立宣言の内容が各州の代表によって採択された日となっています。実際にこの独立宣言が有効になったのは各州の代表がサインをすることを決めた同月19日だったそうです。何れにしてもこの祝日はアメリカにとって感謝祭の祝日と同じぐらい重要な祝日で、7月4日と云う日にちに意味があることから、他の祝日の多くが週末に合わせて日にちを移動させて3連休にするのが通例なのですが、週の曜日に関わらず7月4日を祝日としています。

 学校が夏休み入りしていることから、この祝日を利用し夏のバケーションとして家族旅行をする人も多い時期です。この週の始めから休みをとる人も多く、どの職場でも休暇を取る人が目立ち、我々の事務所のあるビルの駐車場も普段の3分の1程度の車の台数しか停まっていませんでした。

 しかし、不景気の影響と航空機利用に対する手控え感がまだまだ根強いらしく、この時期に飛行機を使って旅行をする人は例年より少なく、ある調査によると旅行者の8割以上が車を利用した旅行を選択しているようです。まだまだ米国社会では9月11日の連続航空機テロ事件の尾を引いているのですね。

 旅行に出ない人たちは、祝日は恒例のように屋外でバーベキューを焼いて、家族や知人を集めて安上がりなホームパーテイーを開く人も目立ちます。ステーキ用のビーフはこちらでも
以前と比べると決して安くは無いので、鶏肉を焼いたり、ハンバーガーを焼いたり、ホットドック用のソーセージを焼いたりと云う具合で、アメリカのホームパーテイーは意外に質素です。
我が家でも、午後、庭に出ると何処からかバーベキューの煙の臭いが漂ってきてました。

 もう一つ、この日は公に花火遊びが認められる日です。カリフォルニア州では子供が遊ぶような花火でも、通常、売り買いは禁止され、自宅や公園での花火遊びをすることも認められていません。

 警察官から注意を受けると云う程度では無く、れっきとした犯罪です。夏は乾燥時期なので火災を懸念した法律と思われますが、この独立記念日だけは花火遊びが認められていますから、夕方からは近所でも遊び用の花火の音があちこちから聞こえます。

 また大きな町では夜の9時ぐらいから一斉に打ち上げ花火が上げられます。我々にとって打ち上げ花火を見ることが出来るのは、この独立記念日と、大晦日のカウントダウンの時ぐらいです。サンノゼ界隈の都市では5箇所で打ち上げ花火が上げられました。全米各地で一斉に打ち上げ花火を上げる訳ですから、アメリカにそんなに沢山花火を打ち上げられる職人の人たちがいるのかしら?と、ちょっと不思議な感じがします(笑)。

ともあれ、独立記念日も終わって、これでこちらの夏休みの前3分の1が終わったことになります。

岩間@SJ