岩間郁夫さんの「アメリカ暮らし(195)クリスマスパーティーのシーズン」(03・12・25)

 サンノゼは雨の多い天気が続いています。今日の天気予報によると、クリスマスを含む5日間も毎日雨と云うことです。アメリカの会社の多くは12月24日のイブから休みに入っていますが、せっかくの連休もスタートから台無しです(苦笑)。クリスマス休暇は他の祝日連休とは違って外に出向く人より自宅滞在の人が多いと言われるのですが、やはり、この天気は歓迎されません。

 日本は忘年会のシーズンなのでしょうね。こちらでは12月の始めから会社がスポンサーとなって、社員、家族、社員の友人を招待するクリスマスパーテイーが盛んに開かれます。大抵は社員の夫婦、カップルだけの大人のパーテイーになるのですが、会社によっては、子供達の為の遊び場を別に用意して、社員の夫婦が気兼ねなく、パーテイーに参加できるよう
気配りするところもあります。

 パーテイーは、ホテルのボールルームと呼ばれるイベントルームや大きなレストランのバンクエットルーム(宴会場となるんでしょうか?)を貸しきって行われるのが普通です。職場で普段はカジュアル姿の男性社員も、このパーテイーには着慣れないネクタイにスーツ姿。女性達は思い切ったドレスで参加します。皆、普段と、あまりにも違う格好に驚くと云う場面も珍しくありません。

 パーテイーはテーブルに着く30分から1時間前から、隣に設けられた立ち席のカクテルパーテイーで始まり、参加者がほぼ全員そろった頃合を見計らって会食のテーブルに着きます。同じテーブルに同じ職場の同僚だけが固まらないようにするのに、やはり幹事役は工夫を凝らします。会食は大抵フルコース料理になるのですが、最近はテーブルの周囲に色々な
種類のフードコーナーを設け、好きなものを好きな量だけ取るバイキング形式の会食をするところも増えました。

 さて、このパーテイーで、大変なのが会社幹部達です。彼らは自分の食事はほどほどに、各テーブルの社員の席を周り社員やその奥さん達に一年の感謝を伝え、ちょっとした会話をして、また次の席に。。。と云う具合で、ほとんど食事が出来ない状態になります。

 食事が終わると、バンドが入ってテーブルの前の空間をホールとしてダンスタイムになりますが、ここでも幹部社員達は夫婦で率先して社員達をダンスに誘い込む努力をしなければいけません。ソシアルダンス曲からデイスコ曲まで、彼らも付き合うのが大変なのですが、このパーテイーはあくまでも社員の為のものであり、社長や幹部社員はそのホスト役ですから、参加者は幹部や来賓のスピーチの類で悩まされることはありません。

 そしてパーテイーの最後には決まったように福引があります。会場に入る時に渡された番号の半券が福引箱に入っていて、幹事が各賞毎に慇懃に半券を引く訳です。賞品はずばりその年の会社の業績結果が現れ、好調な時には特賞、車一台なんてことも珍しくありませんが、まあ、景気が悪くてもハワイ旅行航空券2枚程度は期待できます。

 実はこの福引も社員優先で、幹部には特賞や上位の賞は当たらぬように工夫するのも幹事の采配です(笑)。そして、先に飲んだアルコールが抜けるような時間になると、クリスマスパーテイーはお開きとなります。アメリカ企業の株価は上向いているものの、シリコンバレーの景気回復はまだまだ良くわりませんし、特に雇用問題は深刻です。でもこのクリスマスパーテイーで、この一年も終わり、新しい年がやってきます。

それでは!

岩間@SJ

写真:香港島のビルのクリスマスのイルミネーションです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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