サンノゼ、雨季なのですが、今シーズンは平年以上に雨が多いの特徴です。カリフォルニアの青い空は誰もが感じる地元のトレードマークのようなものなのですが、このシーズンに北カリフォルニアを訪れた方は、本当?信じられない?とおっしゃるかもしれません(笑)。
雨季のシーズンに十分な降雨や降雪があれば、夏の渇水期に水の供給の不安が無いと云うメリットも大きいのですが、この天気に少々閉口してます(笑)。2月5日からはサンノゼから車で1時間半ほど走ったところにある、太平洋岸の観光地ペブルビーチでAT&Tプロアマと云う大きなゴルフの試合が開催されます。手入れの良い緑の芝と風光明媚な海岸、加えて林間風景を絶妙な取り合わせた変化に富む超難コースですが、何と開催期間の4日間は晴れ!と云う予報が出ています。何れにしてもまもなくこの雨季も終わり春を迎えます。
牛、鳥と騒がれるこの頃なので、今日は食の安全の話をさせてください。西海岸で北に位置するワシントン州で狂牛病の牛が発見されてから、2ケ月余りが経ちます。日本はアメリカの発表から、さほどの時間を経過しない内にアメリカ産牛肉の輸入停止が発表され、いつにない、その素早い対応に驚きました。アメリカ産牛肉の主な輸出先は日本、韓国、メキシコの3国だそうですが、日本への輸出量は突出して多いようです。日本はアメリカから単に牛肉を買うだけでなく、体裁上はアメリカ現地企業(外国人及び外国企業が農地を所有することは禁止されている)ですが、事実上、日本企業がアメリカで日本人の嗜好にあった牛肉が出来るよう飼育をして、日本人に好まれるアメリカ牛肉を輸出すると云うビジネスに発展しています。
輸入再開に向けて日米の政府間交渉が何回か持たれているようですが、どういう訳かアメリカ側は強気で、日本の求める検査方法に対し、感覚的な求めで理論的で無い。不必要な生産コストアップをまねくだけ!と突っぱねているようであり、簡単に日本提案に譲歩するような様子は無く、交渉自体が暗礁に乗り上げているような感じを受けます。結果として、本来お客である輸入国の日本がアメリカ産牛肉の在庫が枯渇して困り始めると云う妙な状況ですね。
狂牛病がアメリカ国内の牧場で発生したと云うニュースは、アメリカ国内でも大きなニュースとして取り上げられたのですが、それに対して一般的なアメリカ人の反応は、さほど過敏で
は無く、「たった一頭の牛の問題でしょう!」と云う捉え方が趨勢で、スーパーの店頭から牛肉が回収されて、品物が無くなるようなことも無く、ステーキハウスの客足が途絶えたと
かハンバーカー店の売り上げが落ち込んだと云う話は聞きません。また、消費者が特に牛肉購入に神経質になっている気配も感じられません。
実は私の自宅に近い中国系の食品スーパーに、狂牛病にかかった牛が処分された牧場か?同じ加工工場から出荷された?とにかく相当、疑いのある骨付き牛が出荷され、当局が回収作業を実施した時点では、数ケースは既にレストランに出荷され、そこで料理に使われてしまったと云うことが分かり、地元のメデイアは大ニュースとして報道したのですが、その在庫品を処分しただけで、地域の牛肉の消費が減ったと云う話も聞きません。
アメリカの場合は牛肉のみならず肉類の輸入を実質認めていないので、アメリカ牛がダメだからオーストラリアとかアルゼンチン牛肉に変えると云う訳にもいきません。日本人とアメリカ人の消費者としての感覚の違いにも原因があるかもしれませんが、一般的にアメリカ人の歴史の中で、アメリカ国内の食肉を管理しているFDAと云う組織(日本の農林水産省のような組織です)に対する信頼感が割合に高いように感じます。
あえて日本のように大臣が産地の牛肉を報道陣の前で食べて安全のデモンストレーションをしなくても、FDAが末端に流通する食肉に危険信号を出していない以上は大丈夫で
あろうと云う信頼が背景にあるようです。過去の失態を基に始めから疑われている日本の行政と立場は大分違いうように思います。日本政府がとった処置は正しいように思いますし、アメリカ国内でも専門家と呼ばれる人達は飼料に家畜肉を利用している以上、アメリカ国内でも第2、第3の狂牛病の発生の危険性はあるし、見逃して既に食肉として出荷された可能性もあると言ってます。
現在、狂牛病対策として日本は全頭検査を実施し、ヨーロッパでも60〜70%の牛の検査を実施していると聞きますが、アメリカの場合は昨年の実績は0.5%ぐらいだそうです。この比率の差はちょっと恐い感じもします。今後、どうなるのか?誰にも分かりませんが、アメリカ国内では、さほど問題にされていないことが、日本国内では大問題になっていると云う不思議な状態が今の状況です。
それにしても日本で店頭から回収された牛肉と云うのはどう処置されるのでしょうかね?。廃棄?冷凍保存?加工品にまわす?んでしょうか?。私なんかの感覚では、捨ててしまうのはもったいないような感じもするんですが?。
ではアメリカは日本は安全?と判断されているか?と云うとそうでも無く、先日、発表された海外旅行者に対する渡航要注意国として鳥インフルエンザの汚染を理由にベトナム、タイ、中国、同様、日本も汚染国として、渡航者に注意を呼びかけています。
本当に食に関しては何が安全なのか?もう良く分かりませんが、先週も仕事で会食があり、ステーキハウスに出かけたのですが、全員、ビーフを注文したし、店内も客で混雑していました。過敏な日本人、鈍感なアメリカ人ってことになるのでしょうか?(笑)
それじゃ。来週月曜日からは香港、中国、日本の順で出張します。
岩間@SJ
写真: ロスアンジェルスで開催された国際ゲームショーで、アメリカ陸軍の宣伝用として実物の装甲車が会場前に展示されてました。警備説明要員の兵隊もこの時はスター、会場来訪者と記念写真なんて場面が沢山ありました。(笑)
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