香港、中国、日本での仕事を片付けてアメリカに戻りました。会社の同僚からも、SARSに鶏インフルエンザ、大丈夫だったか?と聞かれたのですが、現地は意外にクール(ピンボケかな?)。香港、中国では入出国時に相変わらず自己申告形式の健康調査票の提出を求められることと、サーモグラフによる体温測定が実施されているだけで、昨年度のように検疫、入国審査、税関等の職員の殆どが手袋にマスク姿と旅行者と接触すると云うような緊張感は感じられなくなりました。
それでも香港では周辺の中国やベトナム、タイ等からの鶏肉輸入が禁止されている為、香港産の限られた鶏肉の供給しかなく、鶏肉の値段は随分上がっているような話を聞きました。
鶏インフルエンザの被害が出ている広東省内の広州市で鶏肉の話をすると、加熱料理すればビールスは死滅するから大丈夫!と云う具合で、特に皆、鶏肉料理を避けている雰囲気は無く、滞在中に私も随分鶏肉料理を食べさせられました(笑)。
今日はアメリカ国内で大きく伸びている会員制のスーパーの話をさせてください。定かではありませんが、そのアメリカ系の会員制スーパーが、最近、日本に進出した(する?)とか云う話を聞いたことがありますが?さてこのスーパーチェーンは会員制ですから、利用しようとする人は先ずは年会費を支払って会員権を取得します。取得に対して特別な制限は無いように思います。会員には色々な種類があるのですが、概ね業務用会員と個人用会員に分かれています。業務用とはすなわちレストラン等の事業者がその店で使う食材や洗剤や調味料などを仕入れる目的で利用されますし、個人用と云うのは普通の家庭で利用される食材、他の購入目的です。
家庭用の年会費は30ドルから40ドルぐらいで、業務用はそれより高くなります。業務用会員権保有者は朝一番からそのスーパーで買い物が出来るのに対し、個人用会員権保持者は午前11時ぐらいからの利用と云うような時間制限が付けられています。
お客に会費を態々払わせ、店舗に入る時間の制限まで付けられて、大よそサービスに逆行しているように感じるスーパーなのですが、スーパーに毎日足を伸ばすこと無く、週に1度とか、2週間に1度で生活に必要なものの買い物を済ませてしまう、アメリカ人の生活習慣に合っているようで、値段の安さの魅力もあって、どんどんビジネスは伸びています。
会員制と聞くと店内もゴージャスな雰囲気を想像しますが、このスーパーの店内には大よそ装飾らしいものは無く、柱や屋根裏がむき出しの味気ない巨大な倉庫の中に大きな棚や冷凍保管庫を置き、其処に商品を置いてあるだけと云う簡単なものです。
取り扱う商品は普通のスーパーとほぼ同様の品揃えに加えて電気製品、衣類、時には本や家具や携帯電話やデジカメも販売しています。最近はメガネや車のタイヤ、パソコンやプリンター等、写真のDPEも扱っています。一般のスーパーとの違いは生鮮食品、冷凍食品、飲料水、調味料、洗剤などほとんどの商品の販売最小単位がとにかく大きいのです。
缶詰一缶、ボトル一本、シャンプー一本と云うような買い物は出来ず、例えばペットボトル入りの飲料水であれば2ダースが最小単位。缶詰等も大きな缶容器のものが1ダースと云う具合です。シャンプー等も普通のスーパーではほとんど見ることのない特大サイズの容器で2つが最小と云う具合。パンとかお菓子類も同様で、一人暮らしの人間では、とても1〜2週間では消化しきれない量と大きさがこのスーパーでの販売単位です。
そんなことから、買い物を終わって、キャッシャーに並ぶ頃には店内利用の大型カートに山のような商品が積まれ、それを2つ使ってキャッシャーに並ぶと云う姿も珍しくありません。
キャシャーで支払いを済ませて、カートを押して店の出口まで来ると、そこで店員がレシートとカートにある購入商品の照合チェックをしています。短期な私は、会員になって買い物を済ませた客を信用しないのか?と云う気持ちがつい出てきてしまうのですが習慣の違いですね。
不況の中での会員制スーパーの好調は庶民の生活防衛の動きかもしれません。