今回はアメリカの最近の携帯電話事情の話をさせてください。アメリカは携帯電話の先進国なのですが携帯電話に対するユーザーの考え方の違いからか?最近は技術的にすっかり
後進国になってしまったような感じがします。
極端な言い方をすると、ユーザー自身が携帯電話機を移動電話として使うと云う以外の用途で、使おうとする気持ちがないのでは?と思います。
日本に比べると随分遅れましたが昨年の春からアメリカでもカメラ付きの携帯電話が市場に現れ、液晶画面もカラー化しました。携帯電話キャリアーはカメラ付きを宣伝文句にして販売に力を入れてますが、「へえ〜カメラ付き、面白い!」とは云うものの携帯電話機で写真を写して、それを知人に送ったりすることに関心を持つユーザーはあまりいないように思います。また日本で見られるように、観光地での記念写真を携帯電話機のカメラで写すと云う姿も私は見かけたことがありません。
テキストモードと呼ばれる携帯電話機のメール機能も、2年ぐらい前から多くの大抵の携帯電話キャリアーがサービスとして始めましたが、ユーザーがそれを使っているようにも思いません。多くのユーザーは電話機のキーを使って文字入力するのは面倒。。。と云う風に云います。メールはパソコンから。。。。なんですね。
英文入力ですから大文字小文字の両方はあるものの、日本語独特の漢字、カタカナ変換などの手間もかからないので、日本語入力と比べたら楽な筈なのですが、人気はいまいちで必要と考える人も少ない感じがします。そんな状態ですから日本の携帯電話キャリアーが力を入れているような動画のメール配信なんてことになると、その存在自体が果たして意味あるものなのか?大きな疑問です。こと携帯電話文化に関する限り、日本とアメリカは大きな嗜好の違いが出ているように思います。
ではアメリカ人のユーザーの関心事は何か?と云うと、その毎月の料金が一番です。現在、多くの携帯電話キャリアーはアメリカ人好みの定額料金に移行しています。月当たりの通話時間、200分とか500分以内とか云うような、通話時間制限による月額定額料金です。この契約をすれば海外を除くアメリカ国内であれば市内、近距離、遠距離に関係なく通話時間の計算は1分は一分と云う風に計算されます。外出が多く、その出先から頻繁に携帯電話機を使う人以外であれば月額の料金は日本円に直すと3000円から5000円で、十分と云うことになります。
また携帯電話キャリアーは顧客の家族の全てを取り込もうと云う販促戦術で、家族全部の携帯電話の使用時間を合わせて500分とか1000分と云うような定額料金をアピールしたり、個人で月当たり通話時間200分の契約をしているけれど、先月は100分しか使用しなかったので、残り100分分を翌月の200分に加えて計300分まで同じ定額で使えると云うような料金体系で売り物にしている所もあります。
携帯電話機そのものは日本同様に携帯電話キャリアーがプロモーションとしてその費用の一部を負担をしていることが多く、1年ー2年の契約を条件にすれば、新しい携帯電話機は6000円ぐらいから25000円ぐらいの範囲で買うことが出来ます。
しかし不思議なことがあります。日本メーカー製の携帯電話機と云うのはアメリカ国内で、ほとんど売られていません。日本の店頭に並んだあの多くの日本メーカーの携帯電話機の数から考えると全く不思議なのですが、日本の携帯電話機メーカーはビジネスとしてアメリカで成功していないようです。
さて私の携帯電話機ですが、米国メーカー製でカメラ、メール機能も付いているのですが、実はこれらの機能を使ったことがないのです(笑)。ただGSM方式の携帯電話機である為、アメリカ国内や、出張の多い台湾、香港、中国でもそのまま使えるので重宝しています。しかし、残念なことにこの電話機、日本では使えないのですね。個人的な思いは携帯電話機には流行り物機能よりも電話機として世界中で問題無く自由に使えると云うのを最優先の課題にして欲しいと思います。
ではまた。
岩間@SJ
写真は最近出張した中国蘇州市内です。町として2500年の歴史があるそうです。町中に運河が走り、世界文化遺産に登録されている中国庭園が4つあると云う人口100万人ちょっとの町です。感心したのは主な道路のほとんどは車道、自転車道、歩道の3つが見事に分離されていることでした。