日本は3連休があったのですね。ちょうど、日本の学校は夏休みシーズンの始まりと云う時期と合致しますね。アメリカでは夏休みシーズンは中盤に入りましたが、夏のバケーションが頭に無かった人も、この時期になると、何か?考えなくては。。。。?と少し慌てる時期です。
そう云う私は今年に入ってから、有給休暇を一日もとっていないので、それどころか出張で潰れた祝日休暇の多いのです。この頃、会社の総務部門の女性から、いつ休みをとるのか?休暇計画を出せ!と督促されています。有給休暇を残すのは会社として困ると云う訳です。しかし未だに、その休暇取得計画が決まらず、返事に苦慮しています。この3年間ほど出張が多いので、バケーションに飛行機に乗って遠くに出向く気もしませんから、休暇をとっても家でごろごろしているか、庭仕事のバケーションになりそうです(笑)。
今日は日本人とアメリカ人の嗜好の違いについて少し話をさせてください。先日、日本の新聞を見たら、この半年間に日本国内で売れた車のトップ10の車種順位とその販売台数がリストされていました。ご存知のように日本車は品質、性能、デザイン共に非常に高い評価を受け、同一クラスの米国車よりも高い値段で売られているにも関わらず市場でシェアを伸ばしています。
ただ、同じメーカーでも日本で売れている車種とアメリカで売れている車種とは全く違うんですね。妙な言い方ですが、アメリカで売れている車種で日本国内販売数でトップ10に入っている車種は確か1車種だけだったように思います。アメリカ市場で1位〜2位の販売実績を持つ車種が、日本では売れていない車種のひとつになっているのです。これは自動車メーカー1社だけで無く、複数のメーカーも同じような傾向で、日本とアメリカでは同じメーカーの車でも売れ筋が全く違うようです。メーカーとして、日本国内で売れない車をアメリカで売ろうとしている訳は無いでしょうから、嗜好の差と云うか?日本人好みの車とアメリカ人好みの車には大きな違いがあるようです。
20年以上前、アメリカでの日本車の売れ筋車種と日本の売れ筋車種とはほぼ一致してましたから、市場拡大と共に日本メーカーがアメリカ人の嗜好をマーケテイング結果として捕らえて仕様に盛り込もうとする開発を進めている内にこの違いが益々広がったような感じがします。
以前、話をしたことのあるカーナービシステムがアメリカでさっぱり売れないこともその違いのひとつです。カーナビメーカーは自動車王国のアメリカでは車の台数も利用頻度も高いことから、カーナビは絶対に売れると云う、確信めいた期待があったのですが、蓋を開いたら売れていませんし必要と感じる人も少ないようです。
最近、高級車にはカーナビをオプションとしている車種もありますが、そのデモを見た時はすごい!と感心するのですが買う時には必要ない。それより安い方が良いと云うのが多くの人の本音です。結局、多くの日本のカーナビメーカーはアメリカの事業から撤退してしまいました。
ポータブルの音楽プレイヤーにもその傾向があります。日本ではCDプレイヤーより小型なMDプレイヤーが、今はポータブル音楽プレイヤーの主流に変わっていますが、アメリカでは以前としてCDプレイヤーです。日本では常に持ち歩くことが大変だから小さな軽いMDに変わったと云う説も確かだと思うのですが、アメリカではMDよりもずっと小さくてメカ部分の無いMP3プレイヤーが市場で受けています。でもMDプレイヤーよりも軽くて小さいMP3プレイヤーなのに、日本で流行っているような感じは無く、単なるマニア系の音楽プレイヤーとして使われているようです。
多分、MP3プレイヤーに音楽を録音するにはパソコンを介する必要があることから,これが多くの日本人の音楽ファンを躊躇させているような感じがします。逆にアメリカ人はその抵抗が少なく、小型軽量、バッテリーも長持ちすると云うメリットを優先させて、MP3プレイヤーに傾いているような気がします。
デジカメ製品はは日本メーカー製が圧倒的なシエアを持っていますが、やっぱり日本とアメリカでは店頭に並べられている機種が違うように感じます。日本で好評のモデルと云うのがアメリカではそうでもないと云うケースも多いのでしょう。
メーカーが力を入れているし、製品が悪いと云う評判もないのに、アメリカ人の関心を強く引かない製品もあります。日本メーカーのパソコン、携帯電話。腕時計が多分その代表かもしれません。どれも品質が劣る訳でも無いし、デザインも優れたものが多いのですが、これらの製品の場合は、割高と云う理由が消費者を遠ざけ、アメリカや欧州、韓国のメーカー製品に手が出てしまうようです。
妙な例では家庭のステレオセットのレシバーは日本メーカー製が圧倒的なシエアを持っているんですが、スピーカーになるとアフターマーケット市場のカーステレオも同様なのですが、どうも別の判断を下されるようです。日本製の白物家電製品の人気もありません。白物家電はアメリカメーカ製か韓国メーカ製のものが、市場に食い込んでいるような感じがします。
コカコーラは世界中で飲まれていますが、各国の消費者の好みを分析して、含める糖分の量とか炭酸の量を調節しているようです。南部のジョージア州アトランタ市内にコカコーラ博物館があり、その中に世界の各国で販売されているコカコーラの味をテーステイング出来るコーナーを設けています。最も炭酸飲料ですから2種類ほど飲むと、もう、胃がゲボゲボになってしまい、その味の違いを感じ取るのは容易ではありませんけれど、それだけ各国の人々の嗜好が違い、それにあったものを提供していかないと市場では生き残れないと云うことだと思います。
それじゃ また!
写真1:戦前、海外の企業が建てたビルが並ぶ、バンドと呼ばれる上海の外灘地域です。長江の支流のウオータフロント地域で観光客に人気があります。
写真2:上海一の繁華街、南京東路、完全に歩行者天国の通りにしてありますが人手の凄さには圧倒されました。
岩間@SJ