先々週の始めに日本、中国出張から戻ってきましたが、毎度ながらの時差ぼけ症状が続いています(笑)。先々週は、9月11日のNYでの航空機連続テロ事件から丸3年。ニューヨークの現場では大きなイベントが行われたようですが、シリコンバレーでは新聞やテレビのニュースで紹介される程度で、これといったメモリアルのイベントも無かったように思います。
その後のイラク戦争に続く混乱や大きなテロ事件が続くなどの血なまぐさい事件が続くなかで、アメリカ国民もこの種の事件に少し麻痺してきたのかもしれません。とは云え次期大統領選挙の最大の争点はテロ対策と現在続くイラク問題をアメリカとしてどう解決していくか?のような印象ですが、両候補とも決定的な策を持たないような感じがします。
今日はアメリカの電話セールスの話をさせてください。アメリカではテレマーケテイングとかテレセールスと呼ばれるこの種の売り込みは、こちらで暮らす英語の苦手な日本人にとって、大きな頭痛の種でした。
我が家の自宅の電話は設置契約時に、アンリストと呼ばれる非公開電話番号として登録しています。非公開電話番号で登録すると、電話帳に自宅の電話番号や氏名も住所も載らないし第3者が電話会社に名前や住所を頼りに電話番号の案内を問い合わせをしても、電話番号案内係りからはアンリストの電話番号であると云う理由で、電話番号を教えてもらうことは出来ません。電話番号やその所有者、住所等の個人情報の秘密は維持される訳です。
しかし、クレジットカードを申し込んだり、電気製品を購入した時の保証書の記入、商品のカタログ請求をしたり、何かを申し込んだ場合、その用紙等に記入した電話番号や住所氏名の個人情報は現実、テレマーケテイングの業界の中に流れ、そのビジネスに流用されています。
私が自宅に戻る夕方の時間帯や在宅中と思われる週末など、こういうテレマーケテイングによる売り込み電話が自宅に頻繁に掛かってきます。Mr.XXさんはいらっしゃいますか?と云う具合です。大抵は日本人の名前はすんなり読めないので、最初の相手の言葉で大体は察しがつきます。
比較的多いのは、クレジットカード会社の保険、生命保険、商品の売り込み、投資の誘い、寄付金などに関係した勧誘です。当人が申し込みをして、先方から電話が掛かってきたのならともかく全く知らない会社からの電話。話術巧みにこちらの関心を引きます。はっきりと私は興味ない!とか、必要ない!と断らない限り、相手の電話の話が続き、最初の月は無料だとか、30日以内ならいつでもペナルテイー無しで返品出来るとか、契約の破棄が可能です等と云う売り込みが多いです。
また当人はいないから。。。と断ると、また別の日に電話がかかってきます。全く迷惑な話ですが、特に渡米間もない日本人の方にとって、電話ではっきり断ると云う一見簡単なことが、実はなかなか難しいのです。結果として電話の中で、あいまいな対応をしている間に、話はどんどん進んでしまい、無料だとか返品自由などと云う条件だから、まあ良いや!と云うことで、次第に面倒になって契約してしまうと云うようなことは珍しくないと思います。
全てが全て悪質である訳ではないと思うのですが、本人が希望もしていないのに、一方的に電話をしてきて売り込まれるのですから、迷惑には違いありません。
このテレマーケテイングはダイレクトメール同様、有力な販売手段としてアメリカ国内で続いてきたのですが、一昨年、この問題に関する消費者保護の法律が施行され、自分の電話番号にその種の電話セールスがかかってくることを望まない人は、電話番号を政府の外郭団体にインターネット登録することによって登録された番号に対してテレマーケテイングによる売り込みをすることが罰則付きで禁止されました。
無論、テレマーケテイング業界は猛反対したのですが、消費者の立場にたった法律であり、我々には大歓迎。早速、我が家も効果の程には半信半疑で登録してみたのですが、その効果は絶大。以後、電話による売り込みはほとんど受けなくなりました。この法律、ブッシュ政権が実施した一番良い法律として、評価されています。
ではまた。
岩間@SJ
写真1:上海で最も都市開発が盛んな黄浦江東岸の浦東地区
写真2:戦前の列強国の租界地であった黄浦江西岸の外灘地域。戦前同様の地名、バンドと呼ばれてます。歴史ある戦前の名建築が数多く残り、今も使われています。