サンノゼは晴天ですが随分低めの気温が続いています。来週後半はアメリカ人が一番大事にする祝日の一つ感謝祭の休暇に入ります。これを終えるとクリスマス商戦になるのですが、今年はショッピングセンターのクリスマスの飾りつけが例年より早い感じがします。小売店にとっては年間最大の商戦ですし、その結果は来年の景気まで予測させます。
私は感謝祭が終わると、直ぐに今年最後の中国、日本への出張に出ます。数えてみると今年は計12回太平洋を渡って中国ーアメリカを行き来したことになります。自分でも驚きますね。
今日は旅の雑記、機内食の話をさせてください。アメリカの航空会社は国内線は以前から大体飛行時間2時間を目安に何らかの機内食を乗客に提供していたように思います。サンフランシスコを出発すると、飛行時間約1時間圏のロスアンジェルスやサンデイエゴ行きには時間帯に関わらず機内食は出ることはありませんが、2時間圏になるオレゴン州のポートランドやワシントン州のシアトルに飛ぶ時には機内食が出ました。無論、2時間ちょっとの飛行では機内食のメニューも限られたものでしたが、一応は機内食でした。航空会社によってはその機内食で他の航空会社を上回るメニューを提供して差別化を狙った航空会社もありました。
飛行時間が5時間を超えるような大陸横断の便を利用すると機内食はそれなりにまとまったメニューになり、食事とは別にオードブルなどが振舞われる時代もありました。しかし、航空会社の競争が激化、低運賃化が進み、航空機テロや景気の低迷等によって航空機を利用した旅行者が減るなどの原因で大手航空会社が大赤字に転落したり、複数の航空会社が倒産するなど、深刻な不況に陥っていることから、その経費削減策は乗客サービスの低下にまで及び、機内食もモロにその影響が出ています。その結果として機内食を出す便数を減らしたり、機内食のメニューの質を落とすなど等、年々、悪くなるばかりです。
アメリカ国内線の場合、今は機内食の提供は3時間以上の飛行時間が一つの目安になり、3時間を超えても飛行時間帯によっては機内食を出さないと云う便も増え、乗客の待つ搭乗ゲートの看板に、この便には機内食はありません。と書いたサインが貼られていることがあります。鉄道旅行同様、食事をしたい人は、搭乗前に食事をするか?食べ物を買って搭乗してくださいと云う訳です。
あるアメリカの大手航空会社は機内食の有料化を真剣に考えているようなので、弁当等の機内販売が登場するのは時間の問題かもしれません。国際線はどうなるか?微妙な感じですが、今のところ質は落としても機内食のカットはなさそうです。
台北から香港までは1時間半程度の飛行時間ですが機内食は出ますし、上海から関西空港も2時間未満の飛行ですがやはり機内食は出ます。短時間の飛行であり、航空会社としては省略出来ればと云う気持ちはあるかもしれませんが、国際線と云う立場でしょうか?他社の動きを見ながら。。。と云う状態で、簡単には省けないのかもしれません。しかし機内食のメニューにも大きな変遷が起こっています。
その昔は容器はともかく、メニューそのものは高級レストランを感じさせるものでしたが、最近はカレー系か丼系をアレンジしたような簡便型のメニューに変わってしまいました。アメリカ国内線だと、チーズバーカーやサンドイッチのようなファーストフード型のメニューも珍しくなく、紙パックの中にリンゴ一個と小さなサンドイッチとポテトチップなんて云う機内食メニューもあります。
国際線でも最近はエコノミー席ではアルコール類を有料にした航空会社もあります(これが高い)。案外、新幹線や特急車内同様に、飲み物、食べ物、おつまみに弁当等を、ワゴンを使った機内販売なるものが主流になる時代が来るかもしれません。
岩間@SJ
写真:戦前の外国系商社や銀行等のビルが沢山残る上海の外灘地域です。ほとんどのビルは現在中国系の銀行やホテルなどが綺麗に使っています。
戦前の上海を強く感じさせます。