岩間郁夫さんの「旅の雑記(3)中国のクリスマス」(04・12・18)

  中国、日本の出張から戻りました。今回の出張は2週間を超えてしまったので、終日、事務所の仕事に就くのに、ちょっとしたリハビリが必要かもしれません。おまけにいつもの時差ぼけで、まいっています。今回は出張中に感じた中国のクリスマスについて書かせてください。

  以前と違って共産主義国家でも宗教の自由が保障されていると云う現在、クリスマスを祝う行事が中国で行われていても不思議では無いのですが、最初に中国でクリスマスツリーの飾りを見た時には少し意外な感じがしました。香港は英国の影響を受けてか?クリスマスのデコレーションも派手で、高層ビル全体をデコレーションに変えてしまうことは珍しくなく、その夜景はこの時期の観光のスポットになっていますけれど、クリスチャンの比率が日本よりも低いのではないか?と感じられる中国だったからそう感じたのでしょうね。

  クリスマスが世界的に大きな商戦時期になっている影響なのか?中国内でもクリマスツリーやクリスマスケーキは少なくとも海岸地域の都市部では随分一般的になっているような感じがします。三つ星以上のクラスのホテルは外国人の宿泊が多いことを意識してか?ロビーには大きなクリスマスツリーが飾られています。大きなレストランも同様です。メリークリスマスを意味する中国語の「聖誕快楽」と書かれたパネルや垂れ幕も張られています。無論、デザインは中国流で、赤の布地に金色文字で書かれてます。快楽なんて文字を見ると、私などは別の意味を想像してしまいますが、メリークリスマスの意味の文字に間違いありません(笑)。

  今回の中国滞在中、台湾から上海に駐在している友人の自宅の夕食に招待されました。彼らの家の中にも大きなクリスマスツリーが飾られてましたので、彼らはクリスチャンではありませんが、家庭でも、案外普及しているのかもしれません。

  蘇州市で一番の繁華街である歩行者天国の観前街を歩くと、あちこちの店舗からクリスマスソングが聞こえてきます。中国語の歌詞で歌っているものもありますが、大半は英語の歌詞のままです。

  市内のパン屋さんやお菓子屋さんは何処もクリスマスケーキの予約を受け付けていて、店頭のショーケースにはその見本がいくつも並んでいます。余談ですが、中国のケーキはアメリカのケーキよりもずっと美味しく、アメリカのケーキはカステラ部分がぽそぽそしていて食べると口の中が乾いてくるような感じがするのですが、中国のケーキはずっと日本のものに近く、ケーキ自体がきめ細かく、モイスチャーの感じがあり、クリーム部の甘さも控え気味で、ずっと出来が良いと思います。個人的には日本のケーキやパンを良く研究しているんじゃないか?と思います。

  このシーズン、エレクトロニクス商品で何が売れているのか?を知る為にデパートに立ち寄ってみました。昨今は中国のデパートも商品が豊富です。高級品感は日本のデパートと比較になりませんが、品数でひけを感じることはありません。エレクトロニクス商品コーナーで一番客が集まっている場所はデジカメや液晶TVでは無くて、携帯電話機のコーナーです。

  携帯電話機コーナーは何処も客でごった返していると云った状態です。中国人たちの好む携帯電話機は日本人の好みとは大分違います。彼らは折りたたみ式やバー型にしろ、手のひらに入るサイズの小さな携帯電話機を好むようです。日本の一般的な携帯電話機は中国では随分大きく見えるから不思議です。店頭での売れ筋携帯電話機は欧州のノキア社、アメリカのモトローラ社、それに韓国のサムソン社の3社の製品が中心で、日本メーカーの製品はそれほど売れていない感じがします。値段的には日本製も高い訳ではないのですが、中国の市場に合っていないんでしょうね。

  携帯電話機の中心的な価格は大凡1500元から2500元。現在の中国の所得水準から考えると相当高価な商品なのですが、若い世代では持たない人はいないと云うぐらい普及しており、実際に話し好きなんですね(笑)。

  中国ではクリスマス休暇もありませんし、正月も1月1日が休みになるだけで、本来の正月休暇は旧正月時期に集中していますから、クリスマス商戦と云うのは以前は無かったのではないか?と思うのですが、これも時代の流れですね。

岩間@SJ
 

写真:中国広東省広州市のガーデンホテルのロビーに飾られたクリスマスツリーです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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