こちらも、まだ不安定ですが、本格的な春(夏?)を感じさせる青空が広がるようになってきました。4月3日の日曜日から、いわゆる時計を一時間早める夏時間に入りました。
今回は前回に続いて、ラーメンのアジア版です。アジアと云っても私が動き回る台湾、香港、中国の限定版です。中華料理にはラーメンに近いアメリカ流に云うヌードルスープの種類は沢山あります。麺の種類も多いし、スープや具を組み合わせると数えきれない種類のラーメンに近いメニューが存在します。
私は麺類が好きなので、チャンスがあれば面白そうな小さな店にも立ち寄るのですが、麺類は概して値段も安いし、ランチなんかには最適です。中には上手そうだけど、衛生上、ちょっと問題ありそう。。。なんて云う感じの店もありますが、見た目に引かれて我慢出来ず、挑戦してしまうことも多いです。
さて日本風ラーメン店、その看板に拉麺か拉面と書かれている他、日式拉麺と書いたもの見受けますし、何処で情報を得たのか?熊本拉面、九州拉面なんて看板や、カタカナでラーメンなんて書いた旗を立てている店もあります。
おそらく、香港の繁華街、九龍地区だけでも日本風ラーメン専門店の数は20店舗以上あると思いますし、台湾の台北市内にはもっと数は多いでしょう。日本風ラーメンそのものは、まず台湾で流行って香港に入り、じわじわ今、中国に浸透し始めているような感じがします。手打ち麺は中華麺作りでは当たり前なので、店先でガラス越しにバタンバタンと手打ちして、包丁を使わずに細く麺を伸ばしていく、技を見せている店等もあります。
ラーメンのメニューも日本で云う醤油ラーメンと味噌ラーメンを基本に、麺上に乗せる焼き豚などのトッピングの種類(明らかに中華の材料で日本に無いものもあります)を変え、10種類ぐらいのラーメンを揃えています。中には回転鮨店とラーメン店を組み合わせたような店もあり、ラーメンを食べながら回転鮨を摘むと云うことで客を集めています。
大抵の店は客に日本風(中国で無い)のイメージを伝える為、来店客に対して店員は「いらっしゃいませ!」と日本語での挨拶です。ウエイトレス達が日本語を分かる訳はないけれど、この挨拶は日本食店であることの証です。ただ私なんかには「いらしゃいませ!」に聞こえます(笑)し、帰りがけには謝謝!と云われますので、何か変ですが。。。。。。
これらの日式拉面店ですが、台湾も香港も多くの客で混雑しています。上海一の目抜き通り、南京東路には大きな香港系の日式拉面店が店を出していますが、店の中の作りは拉面店と云うより大きな日本食店の作りです。しかし、夕方の混み具合が相当なもので、店の外で、席が空くのを列を作って待っている状態。本当に流行っています。
しかし、値段はチャーシューメンで30元ほど(390円)。吉野家の牛丼セットやハンバーガーのセットよりも割高で、決して安い食べ物では無いのですが、実に多くの客で混雑しています。しかも、お客のほとんどは日本人では無く現地の人達です。
日本人のラーメン通が日本のラーメンの原点と云う(私は同意しませんけど)、蘭州牛肉面の値段は、蘭州市で食べれば、まあ3元(40円)前後。物価の高い上海市内でも5元(65円)ぐらいで確実に食べられますから、日式拉面の値段の高さには驚きなんですが、流行なんでしょうね〜。
さて、これらの日式拉面。イメージ的にはまさしく日本のラーメンなんですが、日本のラーメンと比較してはいけないです。麺もスープも全く異なるものですね〜。日本のラーメンとは異なるものと云う感じで、名前は一緒でもその国のラーメンと思って食べないとがっかりします。中華料理のヌードルスープのメニューには、これより美味しいメニューが沢山ありますから、敢えて日式拉面に挑戦する価値は無いと思います。
昨今、また日中間の問題が騒がしく排日的な動きもありますが、日本のラーメン文化そのものは確実に中国の若世代に受け入れられています。
岩間@SJ
写真:サンフランシスコ市内アラモスクエア地区。日本の知人に紹介してもらいました。私は20年以上この地域を知らなかったのです(笑)。