お盆も過ぎて日本の夏休みも終盤ですね。サンノゼ地域の公立学校は今日から新学年がスタートしました。今はバックツースクールセール(Back
to School Sale)と云う日本の新学期セールの広告を沢山目にします。携帯電話機はこのセールの目玉商品の一つなのですが、今日は最近私が頻繁に滞在する旅先の中国の携帯電話事情の話をさせてください。
日本から中国に初めて旅行された方が大抵驚かれるように中国の携帯電話は大都市では猛烈な勢いで普及しています。今や若者には必須の持ち物と思われるぐらい広く普及していますし、家電量販店の携帯電話機販売コーナーはデジカメやパソコン商品のコーナー等よりも多くの客で混雑しています。
国民性なのか?嗜好の違いなのか?中国内では日本で一般的な折りたたみ形の携帯電話機よりも、握りこぶしに入るぐらいの棒型の携帯電話機の方が好まれるようです。カメラ付き携帯電話機も普及していますが、それでも形としては棒型の方が多いと思います。また、折りたたみ式であっても日本の携帯電話機と比べると2回りぐらい小さいサイズの製品が多いです。どうも中国の携帯電話機の場合は小さいと云うことが大きなセールスポイントのようです。中国から日本に戻ると日本の携帯電話機が異状に大きく見えます(笑)。
中国ではドコモのような通信サービス会社と携帯電話機販売会社が完全に分かれた形でビジネスをしているので、携帯電話機を購入した後、どの通信サービス会社を選ぶか?は携帯電話機購入者が決めることになります。また、携帯電話機の機種を変えず、通信サービス会社を簡単に変更することも出来ます。従って日本やアメリカのように携帯電話通信サービス会社による携帯電話機販売のインセンテイブによるコスト負担が無い為、日本では最新の多機能携帯電話機が2万円前後で買えるのに対し、中国では同じような性能のものは4万円から5万円の値段となり、大変高価なものです。普及型携帯電話機の値段は1000元(1万5千円)から2500元(3万円)と云うことになります。
都会のオフィースで働く若い人の給料が月額2000元程度ですから、携帯電話機の値段はほぼ1ケ月分の給与と同じぐらいなのですが、物凄い普及率です。逆に通話代は日本の10分の1ぐらいなので、これは非常に安いです。また通信方式は日本と違ってGSM方式と云う世界で最も多く使われている方式なので、GSM方式を採用する国からの旅行者にとっては非常に便利で、手持ちの携帯電話機に中国で購入したプリペイ方式のSIMと呼ばれるチップの簡単な入れ替え作業(自分でできる)をすれば、その場で中国の電話番号を持つ携帯電話機として使うことが出来ます。
個人の場合、中国の地元の人でもプリペイ方式の利用者が多く、通話可能時間が減ってきた場合はリチャージカードをコンビニ等で購入して電話再登録すれば同じ携帯電話番号を維持したまま継続して利用可能になります。中国の携帯電話の最大の特徴はと云うとやっぱり通話料がずば抜けて安いことにあると思います。
さて携帯電話のマナーですが、これは最悪です。電車やバスなどの乗り物中でも呼び出し音が鳴り、大きな声で話す人はあちこち。レストランのテーブルについても同じ状態。日本で携帯電話が広まり始めた当時の無秩序状態のままです。中国人はこんなに電話で話好きだったんだ〜!と認識してしまうぐらい電話で話をするのが好きなんですね。私のように電話では用件一本しか話さない人間には理解しがたいほどです。
最後に携帯電話機のメーカーですが、ヨーロッパ系、アメリカ系、中国系が市場のほとんどを握っています。日本の携帯電話機メーカーは市場を取り損なっている感じがします。
写真:中国蘇州市の中心にある干将街の通り。蘇州の中では一番モダンな道路です。