アメリカの岩間郁夫さんからのお誘いを受けて10月4日から再び、渡米することになった。2年前の9月、初めてのアメリカの旅は岩間さんの住むサンノゼ市の近くであるサンフランシスコ、ラスベガス、ロスアンジェルスなど西海岸を中心に6泊8日の日程で楽しませてもらった。
その旅の途中、岩間さんから「伊藤さん。今度はニューヨークへ行ってみませんか。ニューヨークは同じ大都会でも東京とは違った伝統があり、歴史の重みがあります」とお誘いを受け、昨年12月にこちらに来た時に改めてその決意を促された。
岩間さんも仕事を持っている身分でありながら、自分たち夫婦のため、休暇を取ってアメリカを案内してくれるという。そのご好意に甘んじようと旅の決断をしたものの、少し不安があった。それは会社から長期の休暇を取れるかどうかの懸念もあったからだ。しかし、妻は乗り気になってニューヨークを中心とした旅の雑誌を買い求め、熱心に目を通しはじめた。そして今年2月には岩間さんからボストン、ニューヨークを中心とした9月1日から7泊9日の日程の旅行計画がメールで送られてきた。
その旅程を目にしながら、妻は心の準備を始め、「今度はニューヨークへ行けるのね」と折りを見ては目を輝かしていた。しかし、3月22日に8市町村が合併して「大仙市」が誕生、その市長選の後は市議選も入る。日程的に9月になる可能性が高く、岩間さんには旅の日程を1カ月遅らせ、10月にしてくれるようお願いした。
せめて初めての大仙市議選だけは取材し、報道しておきたかった。ところが9月に入ると衆院選まで重なるという〃おまけ〃まで付いた。体力も神経もこの二つの選挙戦の取材で尽きた感じだった。8月からほとんど休みも取れなかったこともあって、体の疲労は限界に達していた。
それでも記者としての責任は果たしたい。それだけの気力を燃やし、選挙戦の取材を何とかこなした。そして2つの選挙を終えるのを待って、会社に「アメリカ旅行」による休暇の申し出をした。やはり会社でも合併離脱に伴う春3月からの角館町の出直し町長選やその後の田沢湖町、西木村との合併問題の取材、そして大仙市の誕生とそれに伴う市長選や知事選、さらに衆院選、市議選と続いた多忙さに理解を示してくれたのだろう。「行って楽しんでこい」と長期休暇の承諾をしてくれた。
今度の旅は4日朝に秋田を立ち、夕方の飛行機で成田からサンフランシスコに向かって岩間さんと落ち合い、その翌日、サンフランシスコからボストンへと飛び立つ。そしてボストンに3日間滞在し、「ケネディー記念館」やアメリカへの最初の移民者を乗せた「メイフラワー号」などを見学。
再び飛行機でニューヨークへ向かい、有名なブロードウエーの散策や「自由の女神」、ウォール街、エンパイアステートビル、ブロードウエーでのミュージカル見学などを3日間の日程で楽しむ計画だ。
アメリカ国内のホテルや飛行機の予約はすべて岩間さんがしてくれた。渡米のための飛行機の搭乗券は妻の知り合いの旅行社に依頼したが、担当となった方は岩間さんが組んでくれた日程やホテルの名を目にし「完璧な旅行計画ですね。それにどのホテルもすべて安心して泊まれますよ」と太鼓判を押してくれた。岩間さんならではの旅の配慮だと思い、嬉しかった。
小犬のパピーは本紙でも紹介している横手市のドッグトレーナーの小原友望(ともみ)さんに朝夕、自宅に通ってもらい食事の世話や散歩などの面倒を見てもらうことにした。長期間だけに「自宅」という同じ環境で過ごすのならパピーも安心するのではないかと思った。小原さんは「具合を見て、私の家に連れて行って世話もしますから」と嬉しいことも言ってくれた。
本紙は旅の期間中、休刊としたい。取材開始は帰国した翌日の13日からと思う。ボストン、ニューヨーク滞在中の向こうの好天を祈って取りあえず「こちら編集室」を擱筆したい。また「読者の広場」への投稿もその間は更新が無理なのでご理解を願いたい。