岩間郁夫さんの「旅の雑記(18)飲料水」(06・02・12)

  この冬の秋田の雪。雪に強い秋田でも様々な被害や災害をもたらしてますね。被害は無くても、道路の除雪では県も市町村も予想外の出費に苦しんでいるのでは無いかと思います。またご自宅の雪降ろしや、降ろした雪の後始末等など。雪の無い地域で暮らす我々には実感を掴みきれないほどの負担でしょう。

  今日は飲料水の話をさせてください。日本から海外旅行に出る時、現地の飲料水に注意するよう、どのガイドブックにも書かれています。でもアメリカ国内を旅行する限り、日本同様、あんまり飲料水に気を配ることも無いし、サンノゼ辺りの水道水も問題無く飲めます。鈍感な私などは何故?この地域の人がお金を払ってベットボトルの水を買って飲むんだろう?と不思議に思うほどです。大都市ニューヨークの人達はニューヨークの水道水はアメリカで一番美味しい水道水と自慢します。確かに美味しいです。

  ところがここ数年、私自身、台湾、中国、香港方面への出張が増えてから、飲料水に対する感覚は全く変わってきました。一流ホテルの部屋の蛇口の前の鏡に、蛇口の水は飲料不適であることを示すシールが張られている所も多いですし、大抵のホテルの部屋の洗面所には、ぺットボトルの水が2本程度置かれていて”無料”と云う表記があります。水道水の代わりにこの水を使ってくださいと云うことだと思うのですが、それとは別に”有料”と表記されたエビアンのペットボトルも置かれています。察するところ、洗面所に置かれた”無料”のペットボトルの水は歯磨き用?、本当の飲み水は”有料”のエビアンの水にしないと問題あるのかな?等と勘ぐってしまいます。

  同じエビアンのペットボトルでも、ホテルの備え付けを使うと割高ですから、必然的に、ホテルにチェックインした後、最初にすることは?と云うと、付近でペットボトルの水を売っている店を探し、宿泊中の飲料水を確保すると云うことが必須です(笑)。

  お茶の出るレストランはともかく、洋食系のレストランでは水が出てきます。無論、ベットボトルの水を有料で注文することは出来ますが、普通、コップの水はほとんど一度沸騰させた湯冷ましの水です。店は、お客に湯冷ましの水であることを証明する為、ガラスコップに氷の入った冷たい水を出すのがサービスで無く、また多少、お湯の暖かさの残る水を出すのがサービスです。

  水だけで無く生野菜も気になります。サラダ等は食べて良いものか?どうか?迷います。レストランのキッチンで野菜を洗うには、多分水道水をそのまま利用している?過熱調理した野菜は心配しなくても良いと思いますが、サラダとなるとちょっと警戒します。ですから、サラダを食べず、皮の中に実があるフルーツ類を沢山食べるようになります。

  旅行中に急に酷い吐き気や下痢をもたらす急性胃腸炎の原因の多くは、水か生野菜と言われますのでやはり注意に超したことはありません。

  台湾、中国、香港などを旅行した後に日本に立ち寄るとやっぱり、ほっとします。評判が良くない東京や大阪の水道水でも十分に飲めますからね。

  でも、水に十分注意さえすれば楽しい旅行は出来ると思います。
 
  写真は四川省成都市内杜甫草堂内の庭です。中国庭園と云うのはこういう壁をくり貫いたようなデザインが多いですね。