岩間郁夫さんの「旅の雑記(19)駅弁」(06・04・09)

  4月になっても、雨のシーズンが続くと云う、妙な天気の毎日です。ローカルテレビのニュースキャスターも、番組の中での天気予報を聞いて、ええっ〜また雨〜って云う言葉が出るぐらい、北カリフォルニアの人は雨に飽き飽きと云う感じです。4月に入っての長雨と低温は本当に異常です。

  今日は乗り物内での食事の話をさせてください。弁当と云うと英語ではランチボックスになるのですが、弁当と云うことば自体が、将来英語になるかもしれません。日本食レストランで、ご飯やおかずが一つの箱に入ったランチメニューを「BENTO」とよんでいるからです。

  私は日本滞在中の長距離移動には、出来れば列車を使うと云う習慣で飛行機に乗ることはめったにありません。当然ながら昼飯時に車中と云うことも多く、出張中は頻繁に駅弁の世話になっています。個人的には、昔から駅弁は好きな方で、立ち寄る地方駅独特の種類の駅弁は必ず食べてみよう!と思う方です。私の感じかもしれませんが、バブル時代は高級駅弁と云うことで、値段も1200円ぐらいまで上がった駅弁もありましたが、最近は800円ぐらいのものも多く、デフレの影響か?実質、値下がりしたように感じ、喜んでいます(笑)。

  アメリカ国内で観光目的以外で鉄道に乗ることはありませんが、代わりの航空機は最近、経費カットが乗客サービスの低下に結びつき、国内線の機内食サービスは無くなってしまいました。以前は3時間以上の飛行時間であれば、飛行時間帯に関わらず、機内食は出たし、2時間ぐらいの飛行でも、食事時ならば、飲み物以外に何かの食べ物が出ました。

  しかし、今は西海岸から東海岸をノンストップで横断する飛行時間が5時間半に及ぶ便でも、機内食サービスはありません。代わりに、機内でスチワーデスがサンドイッチやクッキーの箱入りを売るようになったのですが、これが高くてまずいのです。しかも見ただけで食欲減退するようなサランラップで包んだだけの包装には呆れます。日本のコンビニのサンドイッチの方が包装も味もはるかにまともです。

  事情を良く知った乗客の多くは搭乗前に食事を済ませるか、空港の売店で、サンドイッチやハンバーガーを買って機内に持ち込み適当な時間にそれを食べると云う以前には考えられなかった状況が機内で見られます。ハンバーガーは大手チェーンの物なので、味は町のハンバーカーと同じですが、アメリカのサンドイッチと云うのはパンの質が悪いせいか?ぼろぼろしていて、日本人の口にはあいません。

  しかも空港内の売店は街中と比べると値段も法外。全国一律値段と思っていた同じチェーン店のハンバーガーも、空港内では値段が上がるのです。

  中国滞在中も、時折鉄道を使って移動することがあります。特急列車の場合は食堂車がある場合もありますが、普通は車掌が車内販売でランチを客席まで売りにきます。中国人は日本の駅弁のような冷えた食事をするのが嫌いなので、冷えないように発砲スチロール容器に入った焼ソバとか、暖かいご飯に肉や野菜類を調理してのせた、我々がオーバーライスと
呼ぶメニューが中心です。シュウマイ等は冷凍ですが、注文すると車内の電子レンジで暖めて客席に持ってきます。とにかく基本は車内でも暖かいランチを食べると云うことです。

  香港から深センやマカオへ向かう高速フェリーは1時間から2時間の船旅なのですが、この船内でもランチの販売があります。ずばり!中国カップ麺なんです。お客が注文すると、売り子がカップ麺にお湯を入れ、蓋をした状態で客席に持ってきます。3分待ってから食べてください!と云う訳です。

  上海浦東国際空港の国際線待合室にはありませんが、国内線の待合室の売店では、このカップ麺が売られています。お客はカップ麺を買い、売店の脇にある給湯器を使って自分でお湯を注いでから食べると云う訳です。

  雑雑でまとまらない話で申し訳ありませんが、乗り物内のランチ事情と云うのは、結構その国の文化があって面白いですね。

岩間@SJ
 

写真は中国蘇州市内の寒山寺前の石橋です。この町はクリークが多いので、いろんな場所に歩行者専用の古い石橋があります。
 
 
 
 
 
 
 

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