伊藤さんこんにちは、そして秋田県南日々の読者のみなさま、初めまして。四国の山あいの町に住む横田弓と、言います。一応、専業主婦です。

この時期の新聞の投稿欄を見ていると、よくPTA役員の選出に関する投稿が、目立つような気がするのは私だけでしょうか。

今回、伊藤さんのご好意により、私のしっちゃかめっちゃかの投稿文を載せていただくことになりました。1年前は、秋田と言っても「秋田小町」しか、思い浮かばなかった私ですが、またこれで私の中の秋田が、近くなる気がします。これもインターネットならではですね!。どうぞよろしくお願いします。

四国在住の明智香作「イマドキのPTA事情(1)」(97・4・24)

ぱっぱらとんちんあんぽんたん)

四月・・・プロローグ     「え〜PTAって先生のお手伝いなの!?」

 「まだPTA会員になって1年なんですが、いろいろ!思うことがありまして、 ぜひ研修部長をさせていただきたいのですが、よろしくお願いします!」

 PTAの執行部の実行役員を決める席でこんなこと言ったら、みんな目をまるくしながらも、拍手喝采。(ああ良かった。私以外の人に早く決まって。変わった人 もいるもんね・・・)で、すぐ研修部長になれてしまいました。

 そしてもう一言「副部長は、私の経験不足を補ってくれる筒井さんにお願いします。」

 これも、本人に承諾をとっているのですんなりOK。

 最後に極めつけの?一言。 「常々、部長だけが、しんどい思いをするPTA活動はおかしいと思っていました 。みなさんがどれだけ熱意をもって取り組んで下さるか、それを会員のみなさんに 伝えて下さるか、に、かかっていますので、ご協力をお願いします。やって良かっ た研修委員って1年にしましょうね!」

 まったく段取り通りに、部長選出が終わりました。

 そして、その日の夕方。近所の上杉さんがチャイムの音も鳴り切らぬうちに飛び 込んできました。

 「ちょっとお!聞いてくれる?私、保健厚生部長にならされた〜!部長は高学年からって言われて、もう無理矢理よー。引っ越してきて1年たったばっかりなのに! でも明智さんが部長うけると思っていたから。ねえ なったんでしょ?」  

 彼女はPTAなんて、イヤだけど出席しないと子供がかわいそうだし、先生にチェックを入れられたら困るから行くって感じの、それでもとても仲良しの人です。 でも、自分に降りかかった以上は 「頑張るわよ」って張り切っています。気を許せる人 が一緒で良かった。  

 私も企て!があるので、協力者は多い方が良い。だって、たった1年の任期でそれをやりとげないといけない。

 まず、PTAのサークルに、パソコンサークルを作ること。そして、PTAの役員をできるだけ公平に、多くの人に経験してもらえるような システムを作ること。

 だって、役員決めとなると、凄まじいまでなんですよ。自分はこれこれこういう理由で「役員にはなれません」ってみんながなすりつけあうのです。中には3〜4月 だけ仕事に出る人もいるぐらい。

 なんでこんなに役をやるのをいやがるのか?って考えてみたとき、主な原因として二つほど思い浮かびます。

 「人前で話すなんてできないし、みんなをまとめるなんてことはできないわ」  「PTAについて関心を持っているわけではないから、何をやるのかわからないのよ。わからないものを引き受けるなんてできないわ。」

 でも、みんなまかせられるとけっこうできちゃうものなんですよね。これ立派な成人教育だと思うんだけど。まあ、そんなこんなで、上杉さんと一緒に実行委員。筒井さんと一緒に研修委員 を今年頑張ることになりました。

 きのうは、引継会兼親睦会でした。朝から上杉さんが、大騒ぎ。

 「ねえ 何着ていくの?確か広報に出る写真撮るのよね。黒っぽい洋服着た方が、顔がしまってみえるよね。挨拶考えてよ」  こんな調子の彼女に、(やれやれ・・・)と、思いながらも(黒っぽいのなんかあったかな、ブレザーじゃ堅過ぎるな)なんて考えていました。

 「違う違う!挨拶よ!。何かこうインパクトの強い、印象に残るような・・・」

 実は私はもう考えていたりして。かたや、上杉さんは何を言ったか印象にのこらないような、ありきたりのそれでいて賢く見えるような挨拶をっていうもんですから、本屋に出かけ、「PTA 活動の挨拶集」なる本を買ってきて、文を作り、紙に書いておぼえたのでした。子供が、何やってんだかって、感じでみていました。

 「研修部長をさせていただきます。明智香といいます。PTA会員として1年の経験しかないのですが、役にたずさわっていないと、何 もできない。何も言えない・・・のではないかな?と、思い、身の程もわきまえずに、こんな場所に座るようになりました。 例年通りにこなせばいいのかもしれませんが、いろいろな問題・・・役員選出とか一部行事への参加者減・・・がある以上、思い切って変えていくことも必要なのではないかと思います。今までの研修部の伝統をふまえた上で、できるだけ多くの人の参加を得ることが できるように、新しいことにも挑戦していきたいと思っています。おいおい分かってくると思いますが、思いこむと突っ走ってしまうところがある ので、先生方、先輩方のご指導をよろしくお願いいたします。」

 これを言っているときの他の人の顔。(鳩が豆鉄砲ってこういう顔かな?)と、緊張はしているのにやけに冷静にみていた私でした。

 そして親睦会。

 すっと近づいてきた人がいます。  来た来た。やっぱりね。

「まさか あなたが実行委員になるとは思ってもみなかったわ。確か、お子さん、まだ2年生でしょ?PTAっていうのはね。ある程度経験がないと分からないものなのよ。それにあなたのように、張り切ってもね。所詮は先生のお手伝いに過ぎないのよ。その辺をよく肝に銘じておいてね。まあ一年間よろしくね」

 冗談かと思ったら、広報にちゃんとご丁寧に書いてありました。

 「あくまでも、先生方の活動を援助するのが目的であることを心に刻み込んで・ ・・」

 「うそっ。こんな人がPTAの副会長なの!?」

 会社の社長の奥様で、やたら役が好きな人なんです。役になることだけが生き甲斐 の人。

 きょうのところはジャブといったところで、私も軽く流して、他の役員や先生とお話をしておいしく食事をしました。旧役員のホッとした顔、新役員の不安に満ちた顔が印象的でした。

 そして2次会。

 マイクをにぎるや、「明智香。今年の私のテーマ曲です。SMAPオリジナルスマイル」なんて盛り上がってしまいました。そのころには上杉さんをはじめ他の 新役員もすっかり覚悟を決めたのか、開き直った表情。でも、今年の実行委員は若いわ〜。 約一名50を過ぎた方がいらっしゃる。まあ年齢は関係ないんですけどね。その人個人の問題なのですが。

 会長。副会長は男女各1名。あと各部長7名。部長は全員30代のお母さん。フルタイムの仕事をしている人2名。パート1名。自営2名。専業2名。 あと学校側から校長・教頭・教務主任。13名。これがPTA活動の実行委員です。さてさていかなることになりますか・・・。