柳千賀子さんの「シンガポール日記(13)」(97・6・26)
5月11日から6月8日までの約1ヶ月間、10ヶ月ぶりの日本を満喫してきました。 日本での出来事や、日本とシンガポールとの違いの部分や、シンガポールに 戻ってきて3週間弱の間に、私の生活の変化などをお知らせします。
成田空港に着いた時、掲示板に書かれている文字は読めるし、アナウンスも何を言っ ているか 解かることが当たり前だけどすっごくうれしくって、やっぱ日本がいいよなぁ〜とボ ツリ。 羽田空港に移動するためにリムジンバスに乗ろうとして外に出たら、清々しい、気持 ちの良い 風が吹いて、体がキュッと引き締まったような感覚になり、人目を憚らず思わず深呼 吸を しちゃったほど。シンガポールのモァーンとした空気の中で生活しているから、 忘れていたあの清涼感が、たまらなく心地よかった。
午後7時に秋田空港に着き、外に出たらウワァーと思わず声が出るくらい、寒かった 。 深呼吸どころではなく、すぐ迎えに来てくれた弟の車に乗り込んじゃうほど。 3日間は凍えました。母から借りたはんてんを着て、「寒い」を朝から晩まで何度 繰り返したことか。常夏のシンガポールからいきなり秋田に飛んだのは、ちょっと 無謀だったかも… それでも、私は風邪もひかずに元気なのに、地元にいながら友達は風邪をひいちゃっ たり、 また別の友達の子供が風邪をひいて具合が悪いとかで、ゆっくり会えなかったのが すごく残念だった。なんで私が風邪引かないのに、君たちが?と思ったりしたけど、
秋田は季節の変わり目だったから、まぁしかたがない。次回の楽しみにとっておこう 。
秋田に2週間いた中で、2泊3日で、入院していた叔母のお見舞いに札幌に行きました 。 横浜で生活していたらお見舞いになんていけなかったと思うけど、シンガポールから
飛んできた勢いというのは、すごいパワーをもたらすものだと、実感。 思いがけず、北海道に住んでいる3人の叔母や、叔父、いとこにも会うことが出来て
本当にうれしかった。札幌も秋田に輪をかけて寒かったけど。。
家に帰ったそうそう、母が「すっごくいい温泉があるから、いるうちに行ったほうが いい」 と言っていた後三年にある温泉「ゆうとぴあ」(たしか?)。400円で、あんなにい い 温泉に入れるなんてすごい!ほんとに感激した。3時間いるうちに2回入っちゃった。
さらに感激倍増が、そこの食堂のラーメンがめちゃくちゃおいしかったこと。 言わずと知る、ラーメン好きな私は、そぼくなラーメンがそこで食べれたことで、 「もう、秋田で思い残すものはない。」と言葉に出してしまうほど大満足。
日本滞在3週間目にはいり、主人の実家、埼玉の春日部に移動しました。 そこを拠点に、東京や横浜に住んでいる友達に会いに行ったりと、毎日けっこうハー ドな スケジュール。仕事をしている友達とは夜に会って食事したり、子供がいる友達とは
日中家に遊びに行ったり。1泊ずつ2件の家に泊めてもらって、手作りのピザを ごちそうしてくれたり、北海道に行ったときは食べられなかった蟹をごちそうしてく れたりと心温かい歓迎を受け、ほんとうにありがたくて、うれしかった。
シンガポールにくる直前までエステの仕事をしていたので、サロンにいる友達に 会いに行ったら、みんなちゃんと覚えていてくれて、声をかけてくれたりと、 そこでも、あたたかく迎えてくれて、本当にウルウルと涙がでるほどうれしかった。
みんな、夢や目標に向かって頑張っているからキラキラ輝いて見えて、私もこれじゃ
イカンと思い、久しぶりに良い刺激をうけることができました。
それから、私が日本に帰れたのは、主人の会社が創立20周年謝恩旅行に招待して頂い たから なわけで、これもまた、ほんとによかったんです。 伊東の新しい旅館で、今まで泊まったどこの旅館よりも素敵で、私はおおはしゃぎ。
宴会も楽しかったし、お料理も すごくおいしかった。社員やその家族に心配りをしてくださって、本当に感謝感激で した。 それなのに、集合写真を部屋に忘れてきてしまって…トホホ
柳の家では毎日、慌ただしくしてしまい、家族には、気ぜわしい思いをさせてしまい ました。 嫁の立場を省みず、こんなにお気楽な嫁は、私だけかも。
北は北海道南は静岡まで、日本の半分をサーッと駆け足で縦断してみて、雰囲気がと いうとあまりにもアバウトすぎますが、なんかパーッと明るい!。街も、人も。 心の底から、やっぱり日本が一番住みやすい と実感。なんてたって自分が生まれた国なんだもん。 確かに、物価は高かった。友達が「日本に帰るとほんとにお金がかかる。」というの はまさに そのとおりで、移動の交通費、洋服や靴やバックなどかわいいものがいっぱいあるけ ど 値段を見るとため息が出てしまう。節約したつもりでも、一万円札が千円札のような 感覚で 財布から出て行くのには、悲しくなってしまう。でも、まぁ何度もそんなにある機会 でもないんだから と、都合のいいように受け止めておくことにして。
シンガポールに赴任して、初めての帰国で舞い上がって、どんなふうに過ごしたら いいのか自分のペースをつかみきれず、気持ちの面でもただただすっとばしたという表現がピッタリ。興奮して夜も眠れなかったり、こんな私でも多少気を張っていたら しく、 シンガポールに戻ってきたら、グッタリ。1週間主人が出張でいなかったというラッ キー なこともあり、お蔭様でのんびりと休養することができました。 日本でいろいろな刺激を受けて、私が本当にやりたいことはなんなのか。今すべき事 が なんなのか、ゆっくり考えることが出来ました。
シンガポールに戻ってきてからの、生活の変化については、次回お知らせします。