柳千賀子さんの「シンガポール体験記(14)」(97・7・7)
日本からシンガポールに帰ってきて、とてつもない疲労感に襲われ、 友達に「久々の日本はどうだった?」なんて聞かれても、 「楽しかったけど、疲れたぁ〜」が第一声。 なのに、前回のパート13を書いていたら、結局はうれしかったこと、楽しかった ことだらけ。「なぁ〜だ私ったら、思いっきり楽しんできたんじゃん。」 なんだか、人事のように自分のことを感じれたのも、このシンガポール体験記を 書くことが出来たからなので、あらためて誘って頂いた伊藤さんに感謝感謝です。
1週間休養していたときは、日本では英語のえの字も使わなかったし、1ヶ月のブラン クは大きいだろうし、続けてもお金の無駄になるかもしれない。とか、ローカルの人 たちと一緒に 仕事をしたり、もしくはボランティア活動をした方が常に英語(シングリッシュだっ たりするけど) に触れることができて身につくかもしれない。などとモンモンと考えて とてもナーバスになっていたんです。こんな私でも…
友達のHさんとの話で、「とりあえず、1回行って様子を見て、ダメだったら辞めた ら 良いじゃない。自分で自由に決められるんだから」なんて言ってくれて私も「そう だなぁ」 なんて思っていたら、同じコンドミニアムに住んでいるNさん(英会話が出きる人) が、 「ちかちゃんと、一緒のクラスに行くことにしたから、ヨロシク!」なんて言ってく れちゃって ドキッ!。
深刻な表情(眉間にシワがあったかも)で、火曜日のレッスンに行ってみると、 なんだかとても懐かしいような気がするのはなぜ?「帰ってくるのを待ってたんだよ 。 日本はどうだった?」なんてクラスメイトが明るく声をかけてくれるし、先生も、「 Hi Chikako come back here.」なんて、明るく迎えてくれたことでリラックスしてレッスンを 受けれることになり、決してうまく話せたわけではないけど終わってみると 「楽しかったぁ」とニッコリ顔の私。英会話に今更ながら興味と面白味がモコモコっ と わいてきたのには、本当に不思議な感じ。
8月には、日本から友達が遊びに来てくれるし、幸いなことに私には日本人の知人の 知人 というかたちで、シンガポーリアンの知人も何人か増えたので必要に迫られているの は 事実。そのわいてきたものを消さなければ、私だってそのうち。。 ということで、前置きが長くなってしまいましたが、結局続ける事になりました。 ほんとに、お騒がせな私で恐縮です。 いつか、英語がちょっとでも上達して、ローカルの人とスムーズに会話が出来て楽し かったこと などを書ける時が来たらいいなぁ〜。
今シンガポールは、国あげての「グレートセール」と銘打ってオーチャードのデパー トを 中心にセールをしてます。 10%〜50%オフは当たりまえ、70%オフの物も多数。そこまで安くするなら、
タダにしてほしいと私はつぶやくんですが… 有名ブランド品も安くなっているし、日用雑貨等も、ほんとに安くなっているので、駐在員の奥様たちは、安くて良いものをゲットするために、けっこう気合が入ってい ます。
例えば、明日から伊勢丹のセールが朝の9時半からあるから、9時すぎに行って並ぶと か。 明後日からは大丸のセールが始まるとか。フェラガモは何日からセールをするらしい とか。 そごうのセールに行ってから、大丸のセールにいくとか。セールしているデパートの はしごを して、一日が終わるらしい。 デパートのダイレクトメール等も、家に送られてきたりするので、情報は知りたくな くても 自然と耳に入ってくるし、知っていないと、それはそれで、ちょっと寂しかったりし て。。
私もその中の一員になりつつあるものの予算が小額なので、財布のヒモはゆるめずに、欲望にはブレーキをかけながら、ブラブラとウインドウショッピングをしている今日この頃。
そういえば、ジムトンプソン(メイドインタイランドのシルク製品のブランド)のセ ール がありました。タイシルクを使ってスカーフや小物類が数多くあり、像のデザインで も よく知られていて、日本人女性にとても人気のお店です。 そこのお店が金、土、日の3日間限り全商品を30%オフにするということで (1年に2、3回あるらしい)、 初日、友達と朝9時半に家を出て行ってみました。シルクだけあってちょっと値段が 高めなので、 この時ばかりにと、噂には聞いていたけど、ものすごい人だかり。 お店事態はあまり広くないので、レジを待つ人々は外にまで行列をつくっているほど 。 ほとんど日本人駐在員の奥様達。 お店の中で、バッタリ友達と会ったり、久しく会っていない友達にも会えたり、「あらぁ!こんにちは。」とか、「先日はおせわになりまして」などと挨拶している
奥様達もいれば、「○○さんは、明日ご主人といらっしゃるんですって!」などと 噂話をしながらも、目と手は商品をしっかり品定めしながら、専用のビニールバック に どんどん入れている様子は、想像をはるかに超えていたような。。
日本人以外の女性は私は2人しかみつけられなかったぐらい。
友達が来るから、ちょっとお土産に渡せるような小物を買い求めに行ったものの、ク ッションカバー やら、ハンカチも結構かわいくって、100ドルに押さえるつもりが、160ドルオ ーバー。 友達から200ドル借りて、何とか支払うことが出来た。「お金を借りてまで、買う なよ。」 と自分で自分に渇をいれるものの、やっぱりついつい。 夏休みなどで日本に帰るためのお土産として購入する人や、いずれ帰国するだろうか ら、 その時のお土産を、セールの時に買いだめしておくという、なんとも賢い奥様がいた りで、 私の260ドルの何倍もの金額を出して、購入された方々もたくさんいらしたようで す。
セールに行って、人だかりや、購入金額にもビックリしたんですが、もう一つ一番ビ ックリした のは、子供を連れてセールに来た奥様たちです。抱きかかえながら商品を見ている 奥様もいたのですが、バギーに乗せて、お店にはそのままでは入れないから、 子供が寝ているからって、外の通路に置き去りにしているのには、なんだかちょっと 悲しく なってしまって。そんなに長くない時間だったかも知れないけど、この物騒な世の中 で、 いくら治安のいいシンガポールでも、ちょっと無防備すぎるきがする。ほんとにそー っと 連れて行けそうな雰囲気に、私は心配でドキドキ。
お母さん達も、決してしたくてそこに放置しているのではないのは十分解かるし、 子供をつれてでも、セールに来るそのパワーはスゴイと感心してしまうんだけど、 友達と、交代しながら子供を見るとか、土日にご主人に見てもらって買い物をすると か 何かしら、考えられるはず。土日は用事があってどうしても来れないからとか、理由 は いろいろあるとは思うけど、それにしても… お土産を考えて購入するのは、奥さんの役目になっている家庭が多く、我が家もそのパターンだったりするけど、その役目を果たすばかりに子供に何かがあったら大変。
ご主人達も、奥様のことをもっと考えてあげて欲しいものである。奥様の責任だけで はないはずだから。
セールのあと友達3人とランチを食べていたときに、その話になって、 4人ともまだ子供がいないので、「もし子供が出来て、セールに行くときは交代で 見たりしようね。」なんて、大袈裟だけど協力体制ができちゃったりして、 「人の振り見て我が振り直せ」と言うことで、良い教訓になったし、欲しい物が 安く買えたので、なかなか幸せなセール体験でした。 借りたお金は、すぐお金を下ろして、返しました。夫には、正確な金額を言っていな いので、 これを読まれたら、ヤバイ。
最近やたらアクティブな生活をしていたら、調子こきすぎでトホホな事になりました 。 次回は、その体験記を書くことにします。