こちら編集室「血液型と人間関係」(97・7・31)
雄物川町の辻田与五郎さんから電話を頂いた。辻田さんは本紙・文化欄にも登場しているが、血液型の研究家として知られ、「血液型と人間関係」をテーマに全国を講演し回っている。ユニークなお喋りで聴衆を沸かせ、「人間は夢を持つことが大切。持つだけでなく必ず実現させるという信念を抱いて挑戦すると夢はかなう」と勇気づける。
その辻田さんも最近、パソコンに挑戦し、インターネットも接続したという。電話は「県南日々をみて驚きました。本当にすごい内容でさらに驚きました」とお褒めの言葉の連続だった。話していて退屈を感じさせない温かくユニークな人である。辻田さんはさらに最近の研究成果を見てもらいたいとファックスでまたまた面白い資料を送って下さった。
まず読者に分かりやすいよう血液型と人間関係を辻田さんに代わってお話ししてみよう。 辻田さんによると血液型の組み合わせには強型と弱型があるようだ。具体的に示せばA型に対して、O型とAB型の血液は劣勢で、A型の人に主導権を握られる。O型の血液型に対して、B型は弱い。逆にB型はA型に強く、AB型はO型、B型の人間に優勢という関係になるらしい。そして同じ血液型同士では仲が良いときは非常にうまくいくが、対立するとお互い自分の主張を譲り合わず、泥沼に陥りやすいというのだ。
こうした基礎資料をもとに辻田さんは政界を分析する。まず自民党である。現在の橋本龍太郎総裁は血液型がABである。大番頭役の梶山静六官房長官はO型。加藤紘一幹事長はB型。森喜朗総務会長もO型。山崎拓政調会長はA型。そしてご存知、村岡兼造国会対策委員長はB型。つまりAB型の橋本首相は自分より弱い血液型の人を重要ポストに起用している。だから橋本総裁は再選されても、官房長官、幹事長、国会対策委員長を留任させるだろうと読む。
次は新進党である。小沢一郎党首はB型。最高顧問会議の海部俊樹元首相はA型。西岡武夫幹事長はA型。つまりB型の小沢党首は海部、西岡の両氏とは蜜月関係だが、脱会した元最高顧問会議の細川護煕元首相、羽田孜元首相、そして最近の愛知和男元政策審議会長の3氏はO型。B型の小沢党首はO型に弱く、またO型からB型を見ると常識はずれの行動をしているように見え、細川、羽田、愛知の3氏は小沢氏の発言に反発して、離党したと辻田さんは分析する。
さて社会民主党である。土井たか子党首はA型。特別代表の村山富市前首相はO型。伊藤茂幹事長はA型。党首と幹事長が同じ血液型である。この場合はどうか。仲が良いときは非常にうまくいくが、対立すると問題だ。芸能界では神田正輝A型、松田聖子A型である。そして随分、昔になるが新自由クラブ結成時の河野洋平、山口敏夫、西岡武夫のコンビがA型。ご存知のように数年で空中分解してしまった。
民主党の菅直人、鳩山由紀夫両代表は共にO型。辻田さんは対立の危険性ありと読む。
日本共産党。不破哲三委員長A型、志位和夫書記局長O型、立木洋中央委員会副議長O型。相性の良いA、Oコンビで、革新政党でありながら、一番保守的な血液型の組み合わせだと語る。
もちろん、この血液型の組み合わせ。夫婦、恋人同士でも語れる。先の神田、松田ご夫婦ではないが同じ血液型のご夫婦は仲が良いときは非常にうまくいくが、一旦、問題がこじれるとお互い主張することを譲り合わず、行き着くところは破綻だ。
さて自分たち夫婦である。自分はAB型。妻はB型。なるほど自分はいつも自宅では好き勝手なことを振る舞っている。酒だ、ビールだ。毎晩、好きなだけ飲んで後はグーである。しかも、わが家では預金がいくらあるのか、家のローンがどうなっているのか、電話、電気代、水道料金、テレビの視聴料、すべて妻任せでどこに何があるのかさえほとんど分からない。ひどい夫だと思うが、さりとてわが家を自分で管理する気持ちはサラサラ無い。気付いてみれば、すべて妻に頼りきっての生活である。妻あってのわが家だと思っている。勝手な振る舞いをしているようだが、お釈迦さまの手のひらで踊っている孫悟空のように妻のさじ加減でぎゃふんとやられることは間違いない。あれっ。どうも「血液型と人間関係」もあやしくなってきたようだ。
そうなんです。辻田さんもおっしゃってました。つまりあんまり深刻に受け止めず、軽い気持ちで聞いてほしいと。
日曜日。東北自動車道へ直結した秋田自動車道に乗って岩手県北上市へとドライブを楽しんだ。北上市は「北上夜曲」の発祥の地として以前から憧れの街だった。横手市から車でわずか30分。目指す北上市に入ることができた。「日本現代詩歌文学館」があり、「みちのく民俗村」があった。そして「北上夜曲」の石碑もあった。滔々と流れる北上川を眺め、北上川に咲いたロマンスに思いを馳せた。