明智 香作(四国在住)「イマドキのPTA事情(4)」(97・8・15)

(PTAは何の略?ぱっぱらぱーのP とんちんかんのT あんぽんたんのA?)

4月 え〜PTAって先生のお手伝いなの!?
5月 アンケートには切り取り線を!?
6月 噂の出所はあなたですね?

夏休み 「目の前にUFOが 降り立っても 気のせいだって言うわ」

 あ〜 PTA研修部は、講演会で燃えた・・・燃え尽きた一学期でした。他にも、公民館と共催の行事で「ふれあい学級」というイベントもありましたが、講演会のすぐ後に、続けてあったもので、なんだかバタバタと終わってしまいました。
 この「ふれあい学級」は、例年は、しめ縄を作ったり、クリスマスリースを作ったりしています。ふれあい学級担当の研修部員が、偶然にも大半がカブスカウト関連の方だったこと、アンケート結果にアウトドア関係を希望する声が多かったことなどから流れがそちらに向かっていきました。学校の規模とか、行事の内容にもよるでしょうが、PTA行事は 8〜9割方、お母さんのみの参加と言っても言い過ぎではない状態のなか なんとか お父さんの参加をという気持ちから、土曜日に、「HOW TO アウトドア」と、題して、テントの張り方、火の起こし方、ちょっと変わった料理など、マスターして、この夏はキャンプに行こう!という内容にしました。
 梅雨があけるかどうかという時でしたが、天気には恵まれ、これも多くの家族に参加していただいて、一応 成功したのですが、どうも、講演会が盛り上がりすぎたので、なんだか物足りなく感じました。
 講師として カブスカウトの元隊長・アウトドア大好きの先生方に協力をお願いして、行いました。割と、先生の中でも 「PTAの事は 保護者におまかせ」って考えの方がおられて、お願いした以外の先生からは参加も協力も得られず、残念でした。平日の活動は、「授業がありますから・・・」と言って 参加していただけないし、土日に企画しても、「休みの日にまで」って 考えがあるようです。

 7月の実行委員会は、「夏休みの過ごし方」について 地区ごとに話し合う懇談会の打ち合わせに、話が集中しました。
 学校は「夏休みはお子さんを家庭におかえしします。」と 言われ、「夏休みのくらし」と いう過ごし方の目安はあるものの、すべては 親の判断にまかせるということです。えっ おかしくないですか? 保護者にこそ、教育が必要と常々おっしゃっているのに、そんな親に 判断をまかせて 大丈夫なんでしょうかね?
 ラジオ体操も、「夏休みぐらい子供をゆっくり寝かせてやりたい・・・」とか、平気で言う親がいるんですよ。「子供の判断にまかせましょう・・・」とか。そんな判断できるように、常々教育orしつけをしているんでしょうか? 子供にまかせていたら、楽な方に走りませんか?親だって そうなんですから、夏休み ゆっくりしたいのは親でしょう?それも、夏休みがある職種の・・・
 「国道も、親がウチの子は大丈夫と判断したら、自転車に乗ってもけっこうですよ。」「夜も8時でも9時でも外で遊ばせてもいいでしょう・・・」 えっ? 冗談じゃないんですか? そりゃ 規則でしめつけるのも確かに考えものなのですが、社会でも、学校でも、家庭でも、ある程度 規則は必要な気がするんですけどね。そうでなくても、価値観が多様化する現代。自分の価値観で いけないことをしている子を叱ったら、その親が 「なぜそのぐらいのことで、ウチの子が注意を受けるんだ」という話をよく耳にします。それも寂しい人間関係ですが。
 学校のプールもPTAに解放していただけるんですが、その監視も その人によって 禁止されている飛び込みをしていても注意したり しなかったりじゃ 子供もとまどうでしょうね。「なぜ」飛び込みをしてはいけないか・・・を、注意する側もわかっている必要があるような気がします。
 毎年ある質問。「ゴーグルは禁止ですか?」これも、「学校教育における場では「水の中で目をあけて泳げる」という項目があるそうです。だから授業中はゴーグル使用は認めない。ただし、長時間にわたる水泳練習などでは、目を保護する意味でも、ゴーグルは使用しても可・・・」 これ、全然浸透していないんですよね。「なぜ」を説明しないから。

 今月の実行委員会も、話があっちにそれ、こっちにそれ(誰のせい?)9時を過ぎる頃、やっと「その他」に、なりました。
 「はい! サークルの新設なんですが、パソコンサークルの開設を希望される方が20名をこえました。講師の先生も快く引き受けていただいております。場所も県立の博物館のパソコンルームを使わせていただくようになっております。PTA会長と校長にも了解をえておりますが、あとこの実行委員会の場で賛成をいただければ、2学期から発足したいのですが、いかがでしょう?」
 「あのね、明智さん ある人に聞いたんだけど」
 また・・・ある人か・・・
 「県の博物館でもパソコン教室があるでしょ?なのになぜPTAでパソコンサークルを作らないといけないんだろうって・・・」
 「そりゃ〜 春日さん、あなたモノをしらないわ」と、織田広報部長
 「そうそう。あの教室は 応募者数が多くて、すごい倍率なのよ」と、柴田班長
 「今 たいへん皆さん 関心をもっておられますからな」と、徳川校長
 「僕もはいりたいぐらいですよ。春日さんも、サークルに入られたら いかがですか?」と、石田教務主任
 私は、何にも言うことがありませんでした。みなさん、春日さんのいう「ある人」が、誰かわかっていらっしゃる・・・
 こうやって 一応満場一致という形で、「パソコンサークル発足」です。

 二学期からは、役員改選についての改革にもとりかからないといけないし、また忙しくなりそうです。

 最後になって、毛利会長が口を開かれました。「ところで・・・自転車コンテストは県大会で優勝とたいへん輝かしい成績をおさめられたのですが、表彰式には出られなかったという話を耳にしたのですが? 武田校外生活部長?」
 「あの・・・ちょっと体調を崩された方があって・・・」
 「そうですか。私は会長という名をいただいておりますが、各部の事は 各部の部長を信頼し、各部の創意におまかせしていますから、良識に従って、活動をして下さい。それでは、終わりにしましょうか」
 「これで、7月の実行委員会を終わります」と、春日副会長・・・ 彼女はどう見ても、話をかき混ぜるのと、この一言だけを言いに実行委員会に来ているとしか思えない私です。記録もとってないみたいだし、大丈夫なんだろうか?と、人ごとながら心配です。

 湯飲みを 洗っていると、織田広報部長が入ってきて・・・
 「あれね。ウソよ。体調が悪い人が出たっていうの。みんなで 他のチームの演技中にカラオケ行っていて間に合わなかったんだって、次の日 出場者がペラペラしゃべっていたわ。春日さんが、若い子の慰労を兼ねて誘ったんだって! あとで必死で言い訳して回っていたわ!」
 「なにぃ!カラオケ!大会中に!そんなもの日を改めていくらでもできるのに!なんて人!ええ年して、そのぐらいの分別もつかないの!?」
 「毛利会長は全部ご存じよ・・・」
 「はぁ〜 でも、さっき顔色一つ変わってなかったね・・・ すごいお方だわ・・・ PTA副会長・・・ 信じられない」
 「あの手の方をぎゃふんと言わせようって考えたら駄目よ。言わないんだから。ぎゃふんなんて。目の前にUFOが降りてきたって見てないわ!!気のせいよ!!って言うに決まってるんだから。だから相手にしない。・・・わかった?」