柳千賀子さんの「シンガポール体験記(22)」(97・10・8 )
「ミセス6人ウフフINBANGKOK」最終日。
9月19日 昨夜の洪水が、夢か幻かと思わせるほど、道路の水はしっかり ひけて、最終日にふさわしいいいお天気。
「もう、今日で終わりだね。すごくハードスケジュールだったけど、 ほんとに楽しかったね。」と同室のコズエちゃんとしみじみ なごり惜しみながら、荷造りをして、部屋で写真なども撮り、 9時にチェックアウトしました。
コウコちゃんのご主人が、最終日の行動のために初日と同様、 車を手配してくれていたので、スーツケースはホテルに預けて、 車に乗り込みました。
ドライバーさんは、初日の方とは違う人でしたが、とても親切な方で、 私たちのために、ミネラルウォータや飴などを用意してくれていました。 車も、初日よりいい車で、快適そのもの。
コウコちゃんが、ドライバーさんと打ち合わせをしてくれて、 まずは、ジム・トンプソンの家を見学に行きました。 タイ・シルク王として名高いアメリカ人のジム・トンプソン氏がかつて 居住していた家で、チーク材を使って、タイ伝統様式の古い家屋。
家の中に入るのに入場料が必要だということで、ここでは、みんな 財布のヒモが硬かったので、外からちょっと覗く程度と、家をバックに 写真を撮ったぐらいで、ガイドブックをみて、「へ〜、なるほどね。」
次は、シンガポールでも有名なジムトンプソンタイシルク商会本店へ。 シンガポールで購入するより、安いので、みんなそれぞれ お目当てのものを探し、購入しました。なかなか広い店内で、見やすく なっていて、たっぷり時間をかけて、見る事ができました。 シンガポールで販売されていないバックなどもあったり、欲しいものばかり でしたが、なにしろ、初日のリボンバックが安かったので、 それに比べたら、3倍〜5倍もするお値段。必要最小限にとどめ ておきました。
次に、もう一つタイシルクで有名な、デザイン・タイへ。 ジム・トンプソンのお店と値段はあまり変わらなかったのですが、 素敵なシルク生地がたくさんありました。
オーダーメイドの洋服を作るのに、こっているノリコさんは、迷いに迷った あげく、すごく素敵な生地を購入。 「出来たら見せてね!」とみんなから熱い視線を浴びていました。
ちょうどお昼時、ドライバーさんが、「ランチは、どこで食べたい? 日本料理もあるし、タイ料理もあるし、どこでも、おいしいレストランに 連れていってあげる。」と言うので、 「バンコクも最後だし、タイずくしということで、タイ料理にしよう!!」 6人の意見は一致し、シーロムビレッジで、タイ料理を食べる事にな りました。 タイ料理に詳しいユキちゃんが、オーダーしてくれて、トム・ヤムスープ、 パイナップルライス、パンダンチキンなど、シンガポールのタイレストラン では、わりとポピュラーな料理を、そういえば本場タイに来て、食べて いなかったので、楽しみにして「本場の味は、どれどれ」といった感じに 食べてみたら、シンガポールで食べる味と特に変わりなく、 まあまあ。私が食べたデザートのレッドルビーは、シンガポールの フードコートで食べたレッドルビーのほうがおいしいかった気がする。
いろいろ買い物したにも関わらず、「リボンバックをもう少し買いた かったなぁ。」と私が言ったら、ノリコさんが、「ここにもあるみたいよ。」 と言って探してくれました。 NARAYAというリボンバックのお店で、ザインや模様が、今までいった お店にはなかったものがあり、6人目の色が変わり、有り金をはたいて 買ったわけです。私としては、「これでもう思い残す事はない!」 と大満足。 私たちの、計画していた行動は、これで全部終了。 ホテルまでの帰り道、交通渋滞にはまり、車の中で冗談を言っては、 ゲラゲラ笑ったりしていたものの、6人の疲れはピークに達していました。 1時間半ぐらい車に乗って、ホテルに着いたときは、ずいぶん長い時間 車に乗っていたような気さえしました。
4時に空港まで送ってくれる車が来るまでは、1時間程有り、コズエちゃん が「ちょっと伊勢丹に行ってくる。30分ぐらいで帰ってくるから」と一人で 行ってしまい、残る5人は、買ってきたものをバックにつめたりと、 大忙し。コズエちゃんが、行ってしまった直後ぐらいに、ツアーのガイドさん が来て、「3時半に出発するから準備はいいか?」と言う。 あのブンさんではなかったので、5人は「エッ?」 コウコちゃんが、「ブンさんは、4時にここに来るって言ったよ。」と言うと、 そのガイドさんも「?」。とりあいず、コズエちゃんが戻ってくるのを待つことに。 「ブンさんは、どうしたの?」と聞くと、「他の仕事をしてる。」と言う。 最後まで、ブンさんには、ハラハラさせらっぱなし。
約束どうりコズエちゃんは、30分ほどで戻ってきて、みんなそろったので 空港へ。 移動中の車の中では、楽しかった出来事が よみがえり、とても名残惜しい気持ちで、ちょっとだけしんみり。 でも、みんな何事も無く帰れることには一安心。
車が空港についたら、あのブンさんがいたんです。6人「あーっ!!」 アヤちゃんが「なにもそんなに怒った声を出さなくったって、特に何された わけじゃないんだから。」 それには5人、「それもそうだ、無事に空港にも着いたんだし。」と、 6人ゲラゲラ大笑い。 ブンさんが、私たちの飛行機のチェックインの手続きをしてくれたり、 荷物を運んでくれたりしている姿を見守っていたら、 なんか、おととい会ったときと様子が違う。 「あーっ!!ブンさん、床屋に行ってきたんだよ、髪型がスッキリしてるよ。」 「他の仕事って、散髪?」 ブンさんは最後まで、話題性のある、おもしろい人でした。
初日に集めたお金が余ったので、一人100バーツほど返金され、 タイバーツをもっていても、価値があまり無いので、100バーツで買える 物を探したり、DFSをうろうろしたり、最後の最後まで買い物に力を 入れました。 タイの空港のDFSは、USドルで表示されていて、100バーツ程の 物といったら、キーホルダーか、小さい象の置物ぐらい。
そろそろ時間になり、搭乗ゲートの方に歩いていくと、すごくキレイな 夕日が見えたので、「あら〜、最後にこんな夕日が見れるなん て、なんて私たちはラッキーなんだろう」と心の底から感動していたら、 なんと、空港のライトでした。 「なぁ〜んだぁ!?」こけそうになるくらい、ガックリ。 「ちかちゃん大丈夫?」 「もータイは最後まで笑かしてくれるよ。」 「いや、ちかちゃんが、最後まで笑かしてくれるよ。」 「え?」
3泊4日の短い旅行でしたが、誰一人わがままを言うわけでもなく、 一人一人が誰に対しても気配りの出来る人ばかりだったし、 4日間常にゲラゲラ笑っていたような気がする。 本当に、本当に楽しいバンコク旅行でした。
そういえば、タイのトイレについて、一言も書いていなかったので、 ちょっと触れておきたいと思います。 あまり詳しく書けないんですけど・・・・ 友達から、「ティッシュはいっぱい持っていったほうがいいよ。」 と聞いて、たぁ〜くさん持っていったのに、あまり使う事が ありませんでした。 トイレにはトイレットペーパーがちゃんと付いていたし、 何と言っても、すごくキレイだったんです。 シンガポールでは、トイレをねぐらの様にして、一日中トイレの中に いて、掃除をしているおばちゃんがいるけど、あまりキレイとはい えない状態。 日系のデパートでも、キレイではないし、ホテルはまあまあ。 それに比べたら、バンコクでは、私たちが使わせてもらった トイレに限っては、本当にキレイでした。 掃除をしている人がいなくても、元からきれいだから、 使う側としても、後の人の事など考えないで、自分さえ良ければ なんて思ってはダメ。一人一人の心がけが大切。 どこに行っても、本当に気持ち良く使う事が出来たんです。 シンガポールに戻ってきてから、しばらくの間、 「タイのトイレはきれいだったね。」とデパートなどでトイレを 使ったときには、しつこく言ってました。
大概、海外旅行をしてシンガポールに戻ってくると、 キレイな街並みにホッとするそうですが、街はそうでも、 トイレのキレイさには、シンガポールは負けてます。 たぶん、国民性が出ているんでしょうね。
さてさて、 シンガポールまでの直行便としては最終のタイ航空401便に乗り、 シンガポールへ。 飛行機は、最初に乗った飛行機より大きくて、スチュワーデスさんの コスチュームが、これまたタイシルクでつくられた素敵なドレス。 「これは写真に撮らなきゃ。」と、私は席に付いてから、ソワソワ。 そんなことをしているのは、私だけでしたが、旅の恥は書捨てとばかりに、 私が一番気に入ったスチュワーデスさんをパチリ。 おまけに、一緒に写ってもらったりもしました。
機内食は、最初のときがガックリだったので、あまり期待していなかった のですが、これがなんとおいしかったんです。 私はビーフにしたので、ビーフといったらやっぱり赤ワイン。 飲める、ユキちゃん、アヤちゃんも一緒。 ユキちゃんは、最後までタイ料理のあの辛さが利いた、 フィッシュを食べていました。 タイ航空はエコノミーでも、アルコール類が自由に飲めるのには、感動。 私は、赤ワインのあとに、ジントニックを飲んで、ユキちゃんは、なんと コニャックを飲んだりして、最後は「やっぱりSINGHA BEERだよ。」 と飲める3人は、SINGHABEERでしめました。 隣に座っていたコズエちゃんは、「大丈夫?」と心配顔。 ほんとにいい気分に浸りながら、シンガポールに着きました。
空港のアライバルホールには、私とコウコちゃんのご主人以外 の4人のご主人が迎えに着てくれていました。 4人はニコニコしながら、手を振る人もいれば、 かわいい声で「ただいまぁ〜」なんて言ってる人もいたり。 私の夫は出張中だったし、車が無いので来ないのはわかっていたけど、 コウコちゃんは、ご主人たちが迎えに来てくれることを知らなかったら しく、とても寂しそう。 「私、タクシーで帰るよ。」なんていうから、「私は、コズエちゃん宅の 車に乗せてもらうから、コウコちゃんは、ユキちゃん宅の車に 乗せてもらいなよ。」 「ユキちゃん、お願いします。」と遠慮しながらコウコちゃんは、 乗せてもらったようです。 最後に、ご主人たちも一緒に記念撮影。
これで、「ミセス6人ウフフINBANGKOK」は終わりです。 私の提案に楽しみに参加してくれて、他のいろんな事は、5人にやって もらい、私としては、ほんとに楽しい旅行を経験することができました。 アヤちゃん、コウコちゃん、コズエちゃん、ノリコさん、ユキちゃん、 ご主人たちにも、この場をかりて、お礼を言いたいです。 感謝の気持ちをこめて、本当にどうもありがとう。
帰ってきてからは、写真を見ながら、ワイワイと思い出話に 盛り上がりました。
もう一度バンコクに行きたいし、違う国にも行ってみたいと、夢が 膨らみ、私は世界地図を買って、毎晩眺めている次第です。
体験記パート21では、誤字脱字が散乱してしまいすみませんでした。 それだけ、興奮しながら書いていたということで、お許し下さいませ。
それでは、次回の体験記をお楽しみに。