アラスカの悦子・木村・ピーダーソンさんからのお便り(1)
「外国語コンテスト」(98・3・9)
2月28日、アラスカのフェアンバンクスで、高校生のための外国語コンテストが開かれた。
フェアバンクスの4つの高校から約150人の生徒が参加した。スペイン語、フランス語、 日本語、ドイツ語、ロシア語の5か国語に分かれ、それぞれ短いスピーチや詩の暗唱、また、ライティングのテストなども行われた。
私は、日本語のスピーチと詩の暗唱の部の審査をしたが、この審査をするのは今年で4年目となった。前の年に参加していた生徒が次の年に会うと、とても成長して、見違えたり、また、生徒が私の顔を覚えていて、「去年も審査員だったでしょ」と、話しかけてきたり、生徒達を見ていると、楽しんで参加しているように感じてくる。
生徒達の、日本語の詩や短いスピーチの発音は、毎年感じるがとても良い。
暗唱の内容も、レベルが1から3まで分かれているがレベル1といっても、そんなに簡単ではない。暗唱するとしたら、小学生2ー3年生ぐらいのレベルではないかと思う。
日本語のスピーチや詩を聞いていると、どの生徒も、一生懸命頑張っているのが、伝わってきて、毎年の事であるが私も点数をつけがたくなってしまう。
毎年、コンテストは夕方から夜にかけて行われていたが、今年は授業の無い、土曜日に行われた。午前中にコンテスト、
お昼は持ち寄りのポットラックパーティーで、いくつかの国のパフォーマンスを見たり聴きながらの昼食であった。弦楽器の演奏、中国の生徒のグループによる太鼓と踊り、そして日本からは折り紙であった。
日本人留学生による、大きな折り紙のデモストレーションを見ながら、みんなで折ってみようというものであった。そんな、パフォーマンスの間にコンテストの審査の準備が着々と進み、午後はコンテストの結果発表が行われた。
上位入賞者は、この地区コンテストから、4月18日にアンカレッジで開催される最終コンテストへ参加するそうである。
拍手喝采の中、次々と3位までの入賞者の名前が呼ばれ、生徒達に賞状が手渡された。みんなで、祝う光景はとても和やかであった。私もそうであるが、子供の頃に接した外国語や外国文化は大人になっても、印象に残っているものではないかと思う。生徒達みんなも、それぞれの学んでいる外国語、色々な機会を通して積極的に使って欲しいと思う。