岩間郁夫さんの「アメリカ暮らし(27)飛行機」(98・4・11)
仕事で出張が多い為にしばらく投稿が出来ませんでした。今週は偶然イースターの休みで3連休となりましたので、ちょっと顔を出させていただきます。最近は出張に係わって各地の空港で時間を過ごすことが多いので今日はちょっと違ったアメリカの飛行機や空港に関する話を少しさせてください。
1.ジャンボジェットが無い?
太平洋、大西洋便が飛んでくる空港は別ですが、国内線としてジャンポジェトを飛ばしている航空会社はありません。100人から200人ぐらいの乗客を頻繁に運ぶと言うのが米国航空会社の経営のようです。その意味ではアメリカ国内では色々な機体の飛行機が飛んでいる為、飛行機ファンにとっては楽しい国です。航空会社として世界一位かニ位にランクされるアメリカン航空はジャンボジェットを全く所有していません。
2.国際線なのか?国内線なのか?
これはアメリカを訪問された方はどなたも経験があることですが、アメリカ国外に行く場合、空港では日本のような出国手続きがありません。搭乗手続き時に航空会社のカウンターで滞在許可証(Iー95)を外すだけです。ですから国際線ターミナル等と言う所で無く、国内線のターミナルから出発する国際線も沢山あります。これは面白い例ですが、カナダの大きな都市の空港内にはアメリカ行きの乗客に対してカナダ側でアメリカの入国審査、税関検査をおこなってしまいます。つまりカナダの空港内にアメリカが存在する訳です。そんな訳でこれらの便はアメリカの空港の国内線に到着します。カナダからの便だと思って国際線ターミナルで人を待っていると大変なことになります。
3.座席指定が無い?
最近、急成長している航空会社に座席指定の無い航空会社があります。システムは非常にシンプルで、空港の搭乗ゲートのカウンターで先に搭乗手続きを済ませた乗客順に座席指定番号で無く、1から順に大きな番号札を渡されます。行き先は番号札の色で分かります。搭乗はこの番号の順に行われ、自分の好みの席に座ってくださいというシステムです。結果として乗客は自然にゲートに早く集まることから、出発時間を守りやすくなるというものです。この航空会社の制服も変わっていて、地上職員もスチワーデスも社名の入ったポロシャツにカーキ色のズボンか半ズボンという恰好です。
4.管制塔が無い?
地方の小さな空港にいきますと民間航空が飛んでいるのに管制塔が無い空港があり、どきっとすることがあります。着陸、離陸順のルールはあるのでしょうが、あまり気持ちの良いものではありません。
5.時差と夏時間
ご存じのように大陸だけで、パシフィック、マウンテン、セントラル、アトランテイックと3時間の時差があります。加えて先週から夏時間に入ったようにシーズンによって普通は1時間変ってくるんですが、これが州によっては夏時間を採用しない州もあります。例えばカリフォルニア州とアリゾナ州は冬は1時間の時差がありますが夏は時差が無くなります。おまけに同じ州の中で場所によって時間帯が違う等という所もあります。各地の空港に着く度に時計を進めたり戻したりのくり返し、これは結構気を使います。アメリカ人でも頻繁に旅行をしない人は、どの都市がどの時間帯に属するのか?ということを意外と知りません。
6.空港内での食事
空港内のレストランについては日本の空港がうらやましい限りです。最近は航空会社のコストカットから機内食を出す国内便が減ってきたこともあり、ちょっと長い時間の便に乗る前には何か食べておいた方が良いということになります。高くて不味いと評判のアメリカの空港内のレストランの食事ですが、この2ー3年の間に大手ハンバーガーチェーンやピザ店がターミナルビル内やゲート付近に進出してから様子が変わりました。どうせレストランで食べてもハンバーガーのようなものですから、価格の安いファーストフードの進出は乗客には好評です。搭乗ゲート近くのマクドナルドやバーガーキング店はいつも乗客で混雑しています。
以上、些細なことですが、ちょっと書いてみました。