早い雨季の訪れなのか?北カリフォルニアの週末は雨の天気でした。ネバダ州との州境には十分な雪が降ったらしく、スキー場は例年より3週間ほど早いオープンなんてニュースが流れていました。青空の見えないカリフォルニアはカリフォルニアらしくなくて、気分的には滅入ってきます。今日は選挙の後でもあり、市長選でもあったことから、自分と市役所の関係をちょっと書いてみます。
高速道路でも普通の道路でも、外から市の境界に近づくと必ず、これからXXX市に入るという緑色の表示が出ています。この表示板の下には何処でも市や町の人口が書かれています。確か最近の表示ではサンノゼ市の場合、人口は87万何人とか?だったと思います。この人口の数字は時々、書き換えられていますから、何処かで人口を調べているんだと思います。たしか4−5年に一度、センサスと言う名称で米国全土で国勢調査がおこなわれ、その時点では当然、人口統計も出るはずですが、この表示板の数字は、その頻度より遥かに頻繁に書きかえら
れています。
多分、人口の変動数字を押さえているのは市役所だと思うのですが、この国には住民登録なるものがありません。それなのにどうして人口が分かる?不思議です。実は私の家族自身がサンノゼ市内で生活を始めてほぼ15年になるのですが、市役所に出かけたことがありません。税金も払い、家を持ち、公共サービスを受け、子供は高校卒業までサンノゼ市内の学校を卒業し、一時は職場も市内であったし、日本人としては珍しいほどこの町のことを知っている筈なのですが、市役所で出かける必要がなく、そこに届け出をするような書類は一通もないのです。実際に市役所に出かけたことが無いので良く分かりませんが、多分、日本の市役所では一番忙しい、窓口業務なるものがほとんど存在していないのではないかと思います。
学校に入る時にも必要なのは予防接種の記録と住所だけ、運転免許の取得試験に必要なのも外国人でなければ住所、誕生日の情報だけ、住所が変った場合は新しい住所を次回の更新時に郵便で届けるだけ、住所と云っても本人が書くだけのことで、それを確認する証拠をだせと云う話にはなりません。市営施設を利用する場合は市民であることを証明すれば、割引になる場合は多いのですが、これも運転免許証を見せるか、個人小切手に書かれている住所がそうなっていれば十分です。万事こんな感じですから要は市役所に出かける用事がないのです。
サンノゼ市は人口から云えば米国で11番か12番目の都市になる訳ですが、市会議員に該当するに人達の数は確か10名足らず、各地域から1名ずつ住民の選挙で選ばれます。無論、市議会なるものは行われますが、重要な案件は必ず公聴会なるものが実施されます。これは日本のように、あらかじめ選ばれた反対、賛成双方の有識者なる方が話をして、それを議員が聞く訳では無く、市の住人であれば外国人とか年齢に関わらず、誰でも5分間、賛成反対の意見を述べることが出来、これを議員達が直接聞いて、彼らの判断の材料とする訳です。
日本の市役所と比べて緻密さは全くありませんが、不思議にもこの粗削りの環境で町は十分機能しています。通勤の交通渋滞と住宅価格の高騰を除けば、治安も良く、サンノゼの住民の生活満足感は比較的高いと思います。