北カリフォルニアの天気は回復しました。ネバダ州境のスキー場には先週の間に、スキーが出来るのに必要となる十分な雪が降ったようで、久々、11月下旬の感謝祭の祝日前にスキー場がオープン出来たそうです。もっともこの地域は標高が2000mぐらいありますから、サンノゼの気候とは違いますが。
今日はこちらの書店を話題に取り上げてみます。日本人ほどアメリカ人は本を好きでは無いと思いますが、飛行機の機内を見回すと皆さんよく本を読んでいます。やはり退屈しのぎに一番有効なのは読書かもしれません。ただ、町にある書店の数は日本ほど多くないように思います。また、全国規模の書店の進出で、昔から地元に根づいてきたいわゆる本屋さんは、対抗できずに、ここ数年ずいぶん店じまいをしています。
まず、こちらの書店に入って気がつくことがいくつかあります。まず、どこの書店の店内もそれほど客で混みあっていることはなく、店内はガランとして人気は少なく図書館並みに静かです。次に日本の書店で目立つ学習参考書とか問題集などの棚がほとんどないことです。また、児童書なるものは店内に沢山置いてありますが、漫画本のコーナと云うものもありません。入り口近くにはベストセラーとは別に安売り本(多分、売れ残りか人気が無い本だと思いますが?)が20%オフとか30%オフとか書かれて並んでいます。逆に、このコーナーの本が結構人気があるようです。
ちょっと大きな書店になると、店内のあちこちにソファーとかテーブルが並べられていて立ち読みどころか、ソファーに座って本格的に読書をしている人も見かけます。それでも店員に文句を言われたという話は聞いたことがありません。なかにはコーヒーショップも店内にあって、コーヒーを飲みながらただ読みという人も見かけます。妙なのは週刊誌のたぐいでもヌード写真の記載されたものは町によって、かなり条例が厳しく、完全にビニールでシールされた状態で並べられています。数年前ですが、サンフランシスコにある日本から進出した大きな日系書店が、日本の週刊誌を店内に並べていたところ、グラビア写真がポルノと云う判断で検挙されたことがあります。まあ、店側にも他意があった訳ではなく、ただの週刊誌を並べて売っていただけなんでしょうが、さぞ、びっくりしたことと思います。大人だけを対象にしたその種の書店にいけば、そんな規制とは全く関わり無い世界なんですが、子供が入れる書店では想像以上に厳しい制限を受けているようです。
大学構内にあるブックストアーと呼ばれる場所はもちろん書店なんですが、店内には学校のロゴとかマスコットがのったTシャツ、ポロシャツ、ジョギングウエア、帽子に始まって、人形やコーヒーカップにビールのジョッキ、学校の名前が入った車のナンバープレートの枠やシール等など、学生以外に、お土産店として、そこを訪れた一般の人に人気があります。当然ながら子供サイズも揃えています。なぜかアメリカ人はそこの学生や卒業生でなくても大学名の入ったカジュアルウエアを着るのは好きなようです。
書店の話に戻りますが、この大学のブックストアーで目立つ本の山が、中古の教科書なんです。新品の教科書の隣には必ず中古教科書が傷みかたにもよりますが半値から三分の一ぐらいの値段で売られています。その教科書を使って単位を取ってしまった学生が、ブックストアーに教科書を売ってしまうのです。実際、この中古の教科書は重要な記述部分に既にアンダーラインが引かれていたりしますので、学生には値段だけでなく、勉強や試験の上でも役にたつと云うので、大変、人気があるそうです。