岩間郁夫さんの「シドニー紀行」(99・4・26)

 大阪での仕事が4日間、終わった日の深夜の便でシドニーへ、金曜日の朝、シドニーに着いて週末を過ごし3日間現地での仕事。仕事が終わった翌朝の大阪行きの便を使って、同じ日の夜に大阪着で翌朝はまとめの会議。その日の夕方の便で今度はサンフランシスコに戻るという今回のスケジュールは少々きつかったですね。

実家の両親から貴方も自分で思っているほどもう若くはないのだから!なんて言われる始末です。

 

 本当にシドニーの町はすてきでした。出張やバケーションなどで随分世界のあちこちの町に立ち寄りましたが、このシドニーという町はベスト3には確実に入る町です。

出張前には期待なんか無くて特に私が行く必要もないのでは?等と話していたんですが、着いてみると大違い。

こんな町もあるんだなー!と感激してしまいました。

 湾に面した大きな町であるにも関わらず、自然と文明を旨く組み合わせ、一時寂れてしまった古い町の部分を昔の通り復興させてノスタルジアを感じさせるほど観光地化させてしまう手腕もなかなかのものだと思いました。訪問した時期は彼らの秋の始めなんで、季節的には最高。カラッとした20度前後の気温ですから、過ごし易さは抜群で、外を歩いても汗をかくことがないという、カリフォルニア並の気候でした。

 

 ただ、噂で聞いていたオーストラリア英語に、初日の会議で閉口しました。こちらの英語は良く分かってもらえるのですが、彼らの英語は発音の違いによって時々分からなくなるんです。1−2時間会話を続けると、我々にも、だんだん発音の特徴が分かってくるので問題は解消するのですが、最初は驚きました。現地のテレビ番組の半分ぐらいはアメリカ製のものを放送しているので、多分、彼らにとってアメリカ英語は抵抗なく受け入れてくれるようなんですが、自ら話す言葉にはこだわりがあるんでしょうね。

 

 意外に思ったのはアジア人の移民が現実に大変多かったことです。オーストラリアは長く白豪主義とかで、アジアからの移民を認めていなかったと聞いていましたが、香港の中国返還が契機になったのか?中国人、フィリピン人、インド人、それに中東諸国からの移民者が多いのでしょう。旅行者とは別に随分と町で見かけました。

 潜在的な差別は簡単には解消出来ないとは思いますが、この異民族の大幅な受け入れそれを見ていると確実に時代は変わってきているなー!と云う印象を持ちました。

 

 

また、面白いと思ったことが一つあります。この町ではタクシーの客の多くは後ろ座席でなく助手席に乗るのです。
 

始めは変わった人もいると思ったんですが、大抵一人でタクシーに乗る客は決まったように助手席に座るので、聞いてみたところ、目的地の方向を指示するには前の席の方が便利だからと云うことです。大半のタクシーは小型で小降りなんですが、料金が安いのには驚きました。

 

 気になる食事の方ですがイタリアン、フレンチ、中華は相当いけます。オーストラリア料理なるものがあるのか?否か?分かりませんが?もし、イギリスの食事をヘベースに出来たものであれば味にあまり期待出来ませんが。日本食は残念ながらいまいちでした。高くて美味しくないというのが実感です。

絶対的に日系人が少ないことと、多分、日本食に対する地元の人の馴染みがいまいちなんでしょう。逆に、いわゆる日本風の鉄板焼きスタイルのステーキハウスは多く、多分、これを日本食だと思っている地元の人が多いのではないか?と思います。

 この時期、日本からの旅行者の方も目立ちました。大半は一目で分かる新婚のカップルとリタイアー組の年輩のご夫婦でした。日本人カップルの中には地元のシンボルで、海岸に建つオペラハウスをバックにウエデイングドレス姿で記念写真を写す姿を何組か見かけました。地元の人も同じようにしていましたから、やはりここがフォトスポットなんですね。
 

 云うことで!

         岩間@サンノゼ