雲一つない青空の北カリフォルニアになりましたが、気温はまだ低めで、肌寒い日が続いています。もう一ケ月ほどで、こちらの学校は夏休みに入ります。
記事によると大曲工業高校のアマチュア無線部の皆さんが活躍されているようですね。私も中学生時代のアマチュア無線に熱中した時期があり、無線を通じて海外の人達と話が出来たのがきっかけになり、その後の考え方に影響して今のような暮らしになったのではと思います。皆さんには韓国での競技会、がんばって欲しいですね。
今日は庭の話を少ししたいと思います。
土地の値上がり等で都市部では次第に消えているコンセププトなんですが、平均的な住宅と云うのは土地面積的には前庭、家屋、裏庭で3等分してあります。ですから家屋は土地の真ん中に建つというのが普通です。前庭は道路に面していますから、景観上も非常に大切です。従って前庭は隣との境が無く、庭のデザインのイメージも周囲の家とマッチするほど家並が綺麗に見える訳です。アメリカ人にとって住宅そのものは家であると同時に大切な投資物件ですから、余力がある限り家も庭も綺麗に見せ、値上がりの頃合いを待つ人は多くいます。ですから良い住宅地であるほど皆、庭の手入れに金と時間をかけ周囲との調和を崩さずに自分の資産を高める云う訳です。たとえば週末などは一軒の家から芝刈り機のエンジンの音が聞こえると30分も経たない内に近所の2−3軒の家からも芝刈り機のエンジンの音が聞こえてきます。また一軒だけ芝が伸びていたり、芝の色が悪いと、大抵近所の誰かが、どうしたの?と問い合わせてきて、暗に庭の手入れをしたら!と要求されることも珍しくありません。
一方、裏庭ですが、これは隣との間は塀で仕切られていますので、周囲の調和と云うより、個人の好みが強く反映しています。極端な例は前庭は非常に手入れが行き届いているのに裏庭はただの更地であるなんてこともあります。裏庭のスペースにプールを作ってプールとプールサイド自体を裏庭にしてしまっている家もあります。これはプールは作ってしまうと植物ほど手間暇がかからないと云う理由もあるようです。ただ、見かけは非常に魅力的なプールなんですが、北カリフォルニアでは夏の間は午後から冷たい海風が吹くことや空気が乾燥している事などから、プールがあっても実際に利用することが少ない為、また、水、電気代、フィルター交換等の維持費の問題から、次第にプールは敬遠されるようになり、実際、プールがあることで住宅価値は上がらないというのが相場で、むしろ、プールのある家の購入を嫌う傾向があります。
一方で増えているのが、裏庭を使った家庭菜園は今はブームになっています。10坪や20坪の土地が菜園として使える訳ですから、ハーブ類から本格的な野菜まで、見事に作る人は随分いるものです。ちょうどこの時期はその苗を植える時期であり、ナーサリーと呼ばれる植木屋、ハードウエア店、スーパーマーケットやドラッグストアーでも、色々な苗が一斉に売られています。この地域ではコーン、唐辛子、豆類、なす、かぼちゃ、西瓜、苺等、青野菜など大抵のものは育ちます。私自身は野菜作りをあまりしないのですが、昨年、知り合いから日本の夕張メロンの種をもらい、まさか?と思って育ててみたんですが、ちゃんと実が成り自家製メロンを食べることは出来ました。
また人によっては本格的な日本庭園を裏庭に作ってしまったり、バラ園を作ってしまたっりで、みな、それなりに工夫して庭作りを楽しんでいる人は多いです。一件ドライなように見えるアメリカ人ですが、庭等の土や植物に親しむ人達は日本より遙かに多いような気がします。庭は家庭でのパーテイーにも非常に大切な場所ですし、庭を人に見てもらうことが好きだという人もたくさんいます。自分の自慢の庭を見てもらい、チャリテイーの基金を集めるなんて行事も良く実施されています。
岩間@サンノゼ