岩間郁夫さんの「アメリカ暮らし(54)モントリオールという町」(99・5・24)

 青空の広がるサンノゼです。今日は朝一番、久々にドライビングレンジに出かけ100球ほど打ってきました。3番ウッドで220ー230ヤードは確実に飛ぶのですが、時々大きく曲がるスライスがゲームで命取りになってしまう為、その矯正法を?と云う訳なんですが、たまに練習では、だめですね。それでも青空の中でヒットした金属音を聞き、芝生の上空を勢い良く飛ぶ打球を見ていると気分は大変良いものですね。唯一の問題は芝生の穂が伸びるこの時期は花粉症に悩む人間にとっては最悪期。家に帰ってから目がチカチカ、ゴロゴロして、今度はその不快感に襲われました。

 今日は先週、出かけていました隣の国の町、カナダのモントリオールについての感想をちょっと書いてみます。

 私自身、バケーションや仕事でカナダへ入国した回数は数えられないぐらいある訳なんですが、今まで東部のケベック州の町、モントリオールに立ち寄ったことはありませんでした。ルートはサンノゼ空港からシカゴ空港まで3時間半、そこで乗り換えてモントリオール空港までまた2時間。シカゴ空港での乗り換え待ち時間の1時間と時差3時間を加えると、9時間を超えてしまい、朝一番にサンノゼを出発しても、モントリオールへの到着は夕方になってしまいます。

 アメリカとカナダの間の行き来に関し、両国の入国管理は短期の観光旅行目的である限り、比較的柔軟に対応していて、アメリカ市民であればパスポートを所持してなくても、運転免許のような身分を証明出来るものがあれば、風体や挙動が不審でない限り、カナダへの入国を認めてくれますし、米国に再入国する場合でも、その旨を説明すれば入国を認めてくれます。最も問題を防ぐ為にはパスポートを所有するのが一番ですけど。

 さてカナダと云う国なんですが、公用語は英語とフランス語となっていますが、我々が仕事で関係を持つカナダ西部、中部の州の人達にはフランス語を使う人達はほんとんどいない為、アメリカとカナダの違いはメートル法を採用していることと案内板に2ケ国語表示されていることぐらいしか感じなかった訳なんですが、モントリオールはちょと様子が違っていました。無論、常識的なレベルでケベック州はフランス語圏であり、過去何回もカナダからの独立を求めて住民投票を行ったりで、カナダ政府もピリピリするような動きをすることは知っていましたが、飛行機を降りて入国審査を受けた段階からフランス語で対応され、空港内の案内もフランス語。周りから聞こえる会話もフランス語、たまに聞こえる英語
もフランス語のアクセントを強く持った英語。ホテルもレストランも英語の表記はほんの付け足し程度、道路のサインもフランス語だけ。あれっ!カナダって2ケ国語の表示が義務づけられていたんでは無かった?と思わず考えてしまうくらいフランス語に偏った印象の町でした。さすがに北米のパリを自認するだけあって、町並みや街灯のデザインなどもしゃれているし、女性のファッションも、ちと違う。新緑の中、歩道に面した野外のカフェやレストランなど、ヨーロッパの町を思わせる作り等々。久々に外国に来た!ってことを感じさせるモントリオールでした。

 ただ冬は摂氏マイナス40度に達することのある町だけに、冬のモントリオールがどんな町であるのか見てみたい気になりました。

岩間@サンノゼ