先週から気温が上昇したことで、北カリフォルニアのあちこちで山林火災が発生しています。ニュースによると、その数は一週間で200カ所以上になるらしく、州都のサクラメントは120−130Km離れた地域の山林火災の煙が流れ込んできて、数日間燻したような臭いと煙が霧の如く漂っていたようです。私の自宅から比較的近い山沿いの辺りも、昨日の山林火災で、今日は山焼きの後のような姿をさらしています。
さて、年一回の大曲のビッグイベント大曲の花火。ケンニチによると雨模様だったようですが、伊藤さんが撮られた写真から察すると、同じような規模の花火をアメリカではなかなか見ることは出来ないように思います。やはり全国に名をとどろかす花火大会なんですね。
日本の花火はどうか分からないのですが、あるテレビ番組でアメリカの花火が紹介された時、花火の点火がほとんどパソコンでプログラム化していて、会場で流す音楽に連動させて花火を打ち上げることを知りました。ですから事前にシュミレーションをして、その結果から条件を変更したりで、さながらパソコン技術そのもので、打ち上げ現場もノートパソコンと点火機器が接続されていたのには驚きました。
今日はアメリカ人に人気の高い日本食の中のピカ一品、鮨の話題を取り上げてみます。
最近は日本食レストランでカツ丼や鍋焼きうどんを食べるアメリカ人は珍しく無くなりましたが、やはり彼らに人気のある日本食メニューと言うと、決まり文句のように鮨、テンプラ、照り焼きの3種が上げられると思います。ただテンプラや照り焼きは類似したようなメニューが世界の料理にあることから、必ずしも彼らにとって別世界の食べ物と云う感じがしないだろうと思いますが、油や肉類を使わない鮨と云う食べ物はアメリカ人の健康食志向にも非常に合っているようです。
ただ、こちらの日本食レストランで寿司だけを専門とする店はほとんど無く、店内の一角に鮨バーと呼ばれるカウンターがあり、日本同様に鮨職人が目の前で、注文に応じて、にぎり鮨をつくる訳ですが、この鮨バーでの食事と云うのが、次第に彼らの楽しみの一つになってきています。そんな訳で日本食レストランだと思ってに入ったところ、この鮨バーの無い店であることに気づいて、ガッカリなんてことも起こります。
無論、今でもアメリカ人の中には生魚を食べると云うことや、海苔という食材を極端に嫌う人もいますが、若い世代になるほど、その壁が無くなってきているように感じます。
鮨バーに座って10−12種類のネタを日本語で注文出来る人はもう珍しくなく、マグロ、イクラ、タコ!等と言って注文する姿がむしろ当たり前になってきました。もちろん日本のビールやお酒は鮨バーでの食事に欠かせないもので、普段はバドワイザーを飲む彼らがここではスーパードライなど日本のビールを注文する訳です。飲んで食べて会話に話が弾むと云う訳で新しい形の社交場のような雰囲気を鮨バーが産みだしているようにも思います。
また日本の回転鮨と全く同じシステムの鮨やお持ち帰りの鮨なども割安感が受けて商売としては成功しているようです。驚いたのはシリコンバレーのある地域の学校区のランチメニューの中にハンバーガーやタコス等のおなじみのメニューに混じって太巻きをパックにした鮨が加わっていることです。
これだけ鮨がポピュラーな食物になってくると日本人の鮨職人がにぎると云うだけで無く、当然ながら色々な国の出身の人達が鮨職人となり、今では中国、韓国、ベトナム、フィリピン等の人達がにぎる鮨バーも珍しくありませんし、白人や女性の鮨職人も見かけ、鮨はまさしく国際的な食物に変身しつつあるように感じます。
その昔、エビ、アボカドとマヨネーズを使ったカリフォルニア巻きと云うのがアメリカ生まれの寿司として有名になりましたが、今は鮨バーでスパイダーロール、フィラデルフィアロール、ダイナマイトなんて名前の鮨メニューを見ると、日本人には何なのかさっぱり分からない?しかしアメリカ人には良く分かり、逆にどんなものか?説明を彼らから聞かざるを得ないと云う訳で、全く逆の立場になってしまうこともあります。
まあ、経験と思い、時々、彼らに奨められるまま、良く分からぬ名前の鮨を食べることもありますが、食べてみて、とても鮨とは思えぬ代物と感じることもままあります。これを日本の寿司と比較して云々と議論するのは無意味なことで、これはアメリカの鮨と理解してなるべく受け入れようと思っています。
しかし、それでもどうしても気になるアメリカ人の鮨の食べ方なんですが、
一つ:呆れるほどのワサビの固まりを醤油の中に入れてしまう。
二つ:にぎりをほとんど醤油浸けにして食べる。
三つ:コーラを飲みながら鮨を食べる。
無論、日本人以上に日本流の鮨の食べ方を心得ている方も沢山いらっしゃることも追記しておきます。
岩間@サンノゼ