朝夕は秋ですが、日中はまだ25度ぐらい迄、気温が上がる毎日です。相変わらずの半袖暮らしです。先週末からは湿度が20%を割る状態で、近くの郡での山林火災が多発しています。その影響で、山手の空は茶色の煙が薄くガスのように広がっています。今日は以前に大きな被害を出したサンフランシスコの大地震の記念日とかで、新聞もテレビも当時の特集を組んでいました。世紀末云々なんて云うことを全く信じませんし、興味もありませんが、今年は世界的に自然災害の多い年ですね。
今日はワインナリー(ワイン醸造所)の話を少し。
先週まで家の近くにあるワイナリー(醸造所)から葡萄の実を潰した葡萄液から出てくる赤ワイン風の臭いが、自宅まで漂ってきていたのですが、今日はそれも無くなり、葡萄は本格的な醸造行程に入ったようです。先ほどワイン用の葡萄畑を散歩がてら見に行ったのですが、やはり、葡萄の収穫はもう終わっていました。
世界的に名前が知られたカリフォルニアワインの産地としてはサンフランスコから100キロほど、北に行ったナパ地方が有名なんですが、意外にもサンノゼやその周辺の町にも古くから続くワイナリーは結構あります。スーパー等で良く見かける名前の知られたものから、そのワインナリーまで出かけないと買えない本当に小規模のものまでまちまちなのですが、聞くところでは、その著名なナパ地方よりも古くからカリフォルニアワインを生産していたそうです。
ワイナリーは広い葡萄畑の中にポツンと建物がある感じで、のどかに感じられます。ただ、規模が大きいものになると中世のお城風の巨大な建物に似せてあったり、スペイン風の屋根瓦に白壁の建物で地中海地方の建物を思わせるものや、西部劇に出てきそうな建物、南北戦争当時の南部のビクトリア調風の建物まで、なかなか個性があって味わいあるものが多いように感じます。
ワイナリー訪問に予約はほとんど必要ありません。プラッとワイナリーに出かけると、大抵、テイステイングルーム(試飲室)と云う部屋があり、定期時刻や人数がある程度集まった時点になると、そこのワイナリーの関係者から、何故この地でワイン造りを始めたか?気候と土と葡萄の関係、そのワイナリーの歴史や、醸造法の特徴などの説明を聞くことが出来、コースの中には醸造所の中を見学させてもらえます。真面目に、これらの説明を聞いて覚えると、ワインの俄通になったように感じるぐらいの説明してくれます。最後に各自に良く磨かれたワイングラスが渡され、そこで造られたワインがグラスに分けられて、試飲するワインの特徴とワインの飲み方なるものまで教えてくれると云う訳です。
平均的に見ると一つのワインナリーで最低、3−4種類のワインが試飲に出され、それらを飲んだ結果、気にいればボトルを購入すると云う訳です。産地直売と言っても正直なところ同じワインであればスーパーで買う値段より安いと云うものでもありません。値段は同じでも、その場で飲んで気にいって買うと云うことに値段にない魅力を皆感じるようです。
ワインの試飲ですから、本来、酔ってはいけないのですが、半日に3カ所ほどのワイナリーに立ち寄って試飲を続けると、アルコールにあまり強くない私など、その無料サンプルの試飲だけで、結構、酔いが回ってきます。また、ワインナリーの周囲の木立の下にはピクニックテーブルなども置いてあって、青空の下、気に入ったワインのボトルを開けて、自宅から持ってきたサンドイッチやチーズを食べながら、会話をしたり、本を読んだりしてのんびり一日を過ごすなんて云うのも安価な週末の時間の過ごしかたです。
これから11月末の感謝祭までの間、大きなワイナリーではその年の収穫を記念して、野外のジャズコンサート等が毎週のように開かれます。どのワイナリーでもこれからが最も人を集める時期になります。