サンノゼは実質クリスマス商戦最後の週末を迎えました。平均的なアメリカ人は毎年11月末の感謝祭の祝日明けからクリスマスイブ迄の約一ケ月あまりの間に、年間の買い物額の3割強の買い物をするそうですから、売る側の店舗にとって一年の間で一番大切なビジネスの期間となります。アメリカのデパートと云うのは普段は何処も空いていて、日本のデパートなんかの混み具合と比較してしまうと、いつもこれで儲かるのかしら?と思うぐらいですで、広い駐車場も建物に近い辺りはある程度の車が停まっているものの、全体としてはガランとした状態なんです。
しかし、このクリスマスセールの期間はどこのデパートもショッピングセンターも、日本並に人にぶつかるほど混み合い、商品選びをした後は今度はレジで順番待ちをさせられるし、普段は考えられないような駐車場所探しの苦労など、短気な性格の私なんかは買い物に出かけるものいやなシーズンです。
今年は急成長のE-Commerceと云うインターネット販売を利用して商品を購入する人が増え、新聞などではクリスマス商戦全体の2割ぐらいはE-Commerceを利用したものになるだろうと云うような記事も見つけました。当然この業界はあまり歴史がないベンチャー企業が多い訳ですが、最近は全国規模のチェーンを持つ老舗のデパート等も従来のカタログによる通信販売からインターネットを利用した販売に徐々に移行しているようですし、各専門商品業界の著名店舗もこの市場に参入するなど、インターネットによる商品購入はますます活況になっていくような感
じがします。
相手が見えない為に不安であると云う消費者の懸念はあるものの、逆に、このインターネットによる商品購入のメリットは、混雑する店舗に出かけて、混雑の中で商品選びをして、レジで並んで待つと云う、恒例のクリマススショッピングの不自由さや不満を解消させるだけで無く、アメリカの場合、各州毎に消費税率が異なる結果、通信販売等で他の州の店舗から物を購入した時、ベストケースは消費税を支払わなくても良いケースが起こったりします。
また、このクリスマスセールシーズンには通信販売上の障害である配達料を無料にするなど、価格的なメリットも十分に存在することから、インターネット購入は益々伸びそうな雰囲気です。とは言っても、どんな商品でもインターネットを使った購入が好まれるか?は疑わしい点を感じます。たとえばパソコンや電気製品、おもちゃ、書籍のようにメーカ品で品質に安心感のあるもの、どこで購入しても同じ商品であるような商品の購入には非常にむいているように思います。
逆にクリスマスセール最大の商品である衣類やアクセサリー等、デザイン性や質感など手にとって見なければ判断出来ぬ商品にはむいていないように思います。
さて、このクリスマスギフトとして購入した商品、早い人は感謝祭の祝日に実家に戻ってきた時にもう手渡していますが、多くは遠方には小包で届けたり、個人で催すパーテイーの席で手渡したりしています。会社等ではグループを作って参加者を募り、事前に参加者の名前を書いた札を各参加者がくじ引きのように引いて、その札に書かれた人の為のギフトを当人には知らせず各々の人が購入して、クリスマスイブ前のランチパーテイーの席に並べておいて、受け取る当人が一人ずつ、その場でギフトを開けて参加者に見せるなんて遊びが広く行われています。誰がそのギフトを購入したか?が分からぬと云うおもしろさがあるんですが、中には女性社員の為に相当大胆なデザインの下着をギフトにして、受け取った当人はパーテイの席で箱を開けて、みんなに見せる必要があることから、ちょっとしたセクハラまがいのいたずらをする人もいます。むろん受け取った当人は顔を赤くする場合が多いですが、そうは言っても大抵は大笑いで終わってしまいます。
また面白いことは、このクリスマスギフトを相手に手渡す時、購入した店舗で受け取った領収書も一緒に渡したり、ギフトの入った箱の中に入れておくのが、ほとんど常識になっています。領収書を渡す理由は送ったギフトの商品のサイズが合わなかったり、色やデザインが気にいら
ない場合は、その店舗で交換してくださいねと云う意味なのです。破損等がない限り、商品を購入した店舗はその領収書と商品を持ち込めば返品や交換に対して非常に寛大なアメリカならではの話だと思うのですが、クリスマス明けの26日、多くの店舗はアフタークリスマスセールと云ってオープンするのですが、この日はクリスマスギフトとして一度、購入された商品の交換や返品を行う日として良く知られています。
それでは 岩間@サンノゼ